フラセル アルト 3万0千9百 BA
今日はフラセルアルトの3万0千台です。
BAの中期あたりの楽器で、1941年ごろの楽器です。
この頃の楽器もシルバーが多いですが、やはりパワーを増すという意味もあったのでしょう。
デモ音源がありますが、やはり鳴りの広がりは小さくかわいらしい音ですね。
強く吹いたときにはごりっとした音が鳴りシルバーらしい音色ですが、小さな音の時にはモソモソ暗い音色です。
このような楽器は大体右手の親指の辺りが磨り減っていますが、これはそうでもないので
あまり使われていないのでしょうね。
オーバーホールされているようですが、キーも低めにセットされてメタルレゾネーターのようです。
この様な楽器はマウスピースを合わせるのが難しいですね。
現代のマウスピースを合わせてしまうと、の時代の音色が損なわれて随分現代寄りにひっぱられてしまうので、この楽器の甘い音色を引き出すマウスピースを選ばないと、ただ鳴りの小さいマークシックス的な音色に聞こえかねません。
音色重視でさらに相性のいいマウスピースとの組み合わせでこそこの楽器の最高のキャラクターが引き出せるでしょう。
言い換えれば、そのようなスタイルを持っているプレーヤー向きの楽器かもしれませんね???
www.tomosax.net
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント