フラセル ソプラノ 5万9千8百
今日は初期のマークシックスソプラノです。
昔はこのような初期のソプラノはあまり見かけませんでしたが、テクノロジーのおかげで?シリアルが非常に近いソプラノが2本も同時に出てくるようなことも起こるようになりました。
1本目は59866で2本目は59875です。
シリアルは9しか離れていませんから、フランスの工場で横に並べられていたことでしょう。
両方ともきちんとレゾネーターが入っていますが、パッドや開きも微妙に違うし、2本比べることがあったら結構違うフィーリングになっていることでしょう。
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初期のシックスなので、かなり細くこじんまりした感じです。
安定性を少し求めるようであれば、やはり8万あたりが次の候補、、、となってくるでしょう。
この時代はシルバープレートの楽器が非常に多いのですが、シルバーがゆえに(特に弱く吹くと)音色がやや暗いほうに偏ってしまうところです。
そういう意味では、ラッカーのほうが艶やかで華やかな音色になりますから、現代の(現行品の)ソプラノのイメージに近いでしょう。
ですが、この時代のもののラッカーだと恐らくぺらぺらした感じで、音も弱くなってしまうんでしょうね。
となると、ややパワーが増強された8万くらいのものからラッカーが多くなってくるものわかるような気がします。
www.tomosax.net
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