Echo Brass Ligature 3rd Production さらに改良???
今日は私の友達がプロデュースしている?ブリルハートのコピーリガチャーの3番目のロットです。
非常にこだわり症の彼は、まだまだこだわり続け、よりいいものを追い求めています。
そして新しいものを私のところに送ってきました。
写真ではあまり見分けがつきませんが、こんな感じです。
今回さらに変更した点は
①製造方法の見直し
スクリューの穴の開ける方を当時と同じ開け方にした。
②スクリューの位置の見直しとサイズ
③ねじの黒い部分を当時とほぼ同じ材質にした
などらしいです。
見た目はほとんど変わらないのですが、吹いた感じはかなり変わりました。
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[今までとの違い]
個体差はありますが、その個体差群の中でも従来より一番変わったものの属性の印象を中心にコメントします。
総評:オリジナルと比べると、個体差はあれど機能的にはオリジナルよりも優れているように感じ、オリジナルよりも吹きやすくなりすぎた代わりにちょっと音色が明るいほうに寄ったという印象です。
音量UP
吹いたときのフィーリングの均一さUP
ボリュームの幅UP
抵抗感DOWN
音色が明るくなってビンテージ感 ちょっとDOWN
ボリュームはオリジナルよりも大きく出て、音色はやや明るい方向にいきました。
今までは、オリジナル同様それなりに抵抗感を再現していたので、ためを作れたのですが、それよりはぐっと吹きやすくなってズバっといくようになりました。
また、ボリュームの変化の対応にもより細かくつくようになり、さらに強く押せるようになりました。
音色的には明るい方向にいってるので、私の持っているオリジナルよりは落ち着いた丸い感じが少し薄れました。
総じてオリジナルと似ているか?、、、という点では、2ndロットのほうが近かったように思います。
ですが、今回からは機能的に非常に完成度の高いリガチャーとなり、吹きやすさxボリュームx抵抗感x均一性のヒストグラムがあったとすれば、かなり満遍なく優秀なリガチャーだと思います。
もちろん個体差もあり、中にはちょっと暗めの音で抵抗があるものも相対的にはありますが、私はそういうものではなく特に個体差的に機能で優れているものは非常に吹きやすいので、初心者の人におススメしたいところです。
実際、現行のセルマーのリガチャーなどを吹いている人、サックス暦の浅い数人にも試してもらいましたが、特に高音の吹きやすさや低音の大きさ、鳴りやボリュームの均一性など、御本人にも容易にわかるくらい歴然の差でした。
特定のスタイルを追い求めるマニアではなく、幅広い人、とりわけ初心者の方に気に入ってもらえるような吹きやすいリガチャーですので、お友達で持っている人がいたらちょっと借りて試してみてください。
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One more thing....
発売は未定ですが、メタルプレートの製品版のリリースも迫っているようですね???
早く送ってくれないかな???
www.tomosax.net
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コメント
このマウスピース、ねじ素材が前後で違うそうですね。どちらが前で、どちらが後ろ みたいな設計思想はあるのでしょうか?また、ねじを見分ける方法があればお教えください。(入れ替えて遊んでいるうちに、元の状態が分からなくなってしまいました・・)
投稿: Yh | 2015年11月23日 (月) 01時01分
コメントありがとうございます。
前に堅い材質、後ろに柔らかい材質が付いています。
堅い材質はよく鳴る反面音をフォーカスし明るくなります。柔らかい材質は、いい意味で鈍く丸い音を出す効果があります。
両方とも堅い材質にすると片方のみよりも、バキバキ感が増しますがビンテージのキャラクターが薄れるのでそのようなセッティングになっています。
あいにく見栄え上の違いはありません。
投稿: tomo | 2015年11月23日 (月) 01時05分
ありがとうございました。ネジの前後を交換すると別物のリガチャーかと思うくらいキャラクターが変わり戸惑っていました。「明るくて反応が早い」「暗くて反応が遅い」のどちらが本当かと悩んでいましたが後者のようですね。吹けば分かるので良いですが、ネジに印でもつけて欲しいものです。
投稿: Yh | 2015年11月23日 (月) 16時22分
ご返信ありがとうございます。ネジは他のリガチャーに流用しても大きな効果が得られるので試してみてください。 ネジは別売もされているので、さらに明るくしたければ堅いほうのねじを両方につけると、さらによく鳴るようになるでしょう。
投稿: tomo | 2015年11月27日 (金) 12時33分