Yanagisawa ウィング付きサムフック
今日はヤナギサワ製のウイング付きサムフックです。
他のメーカーからも色々出ていますが、ヤナギサワ製のものを実際に数ヶ月使ってみた感想を述べたいと思います。
まず、特徴としてはウイングの部分が程よく小さいことです。
一般的にはこのような製品は、、
低音が太くなった、、、、
音がまとまった、、
などというようなコメントが多いように思いますが、
より重たいものを付ければ音が太くなるのは当然
なので、それ以外のポイントを述べてみたいと思います。
やはり、この製品の使うポイントは手が楽ということです。
親指を上に引っ掛けると言うよりは、楽器に向かって押すことのほうが楽器を持ちやすいですから、その点でこのサムフックは大きな利点があります。
特に、、、LowCを押すときに力が入りやすくなります。
LowCの小指を押すときは、、親指で踏ん張った分小指でがんばれるわけで、それが非常に楽になります。
上記の写真で説明すると、赤線である小指の力をしっかりかけようとすると、黄色線である親指の力が必要になります。
ウィングがついていることで、黄色の力が増大する結果、赤線の力も増大するわけです。
つまりしっかり握れるわけです。
ということで、楽器を持つだけでなく、小指が強く押せるようになるという利点があって小生には必需品アイテムとなってしまいました、、、
特に楽器が重い、テナーやバリトンの人には低音を急に弾くときに非常にいいでしょう。
このヤナギサワのウイングが他のメーカーに比べていいところは、小さめのため音が重くなり過ぎない、、、
点にあります。
音を太くしたければ色々な重石を付ければ良い訳ですが、逆に低音が重たくなります。
一般的には皆さん楽器の鳴りは良くしたいと思う人が多いと思うので、このウイングはできるだけ小さくしたい、、、という人も多いはずです。
事実私は、ウイングを付ける利点と音が太くなりすぎることを天秤にかけた上で、これまでの製品は敬遠してきましたが、このくらいならいいかな、、、、と思えました。
理想は、、、、ラバーなどでこのようなウィングつきのものがあれば最高ですが、、、誰か作ってくれませんかね???
写真のものはブラス製ですが、中には銀製もあって(さすがヤナギサワ!!!)、それを付けるとちょっとだけシルバーソニックの音になります、、、
ですが、銀製は私には重すぎたのでちょっと却下しました、、、。(財布的にも重い、、、)
ウィングを付けることで重くなるのが好ましくない方には、非常にオススメです。
www.tomosax.net
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