アメセルテナー 5万6千9百5十 アンラッカー
今日はアメセルのテナー5万6千台のアンラッカーです。
アンラッカーにすると溶剤を使いますから金属が変色したりしますが、これはかなりうまくやったようです。
多少しみは見えますが、あまりきつくないので金属へのダメージは少なそうですね。
ただ無理やり剥がしたことで、金属の色合いは変な感じです。
緑青がついてないので剥がしてから時間が経っていないのか、あまり使われていないのでしょうが、これからどんどん汚くなるかもしれません???
ネックにはつぶれたような跡があってそこだけ色が違いますね、、、
通常ならこの楽器にはかなり暗いラッカーがついているものですが、剥がしてしまったためにパサパサになっています。
ラッカーには音色に艶を出すだけでなく音をまとめる効果がありますが、艶はない上にまとまりもなくなって、上の方の音は結構散っているような感じです。
自然にはがれた場合はそういうところは幾分緩和されるようですが、無理やり剥がすとそのようになることは良く知られたことです。
もちろん反応が軽くなって、、、という利点はありますが、普段ラッカーが残って艶のある締まった感じに慣れているとこういう楽器は、ピンとこない、、鈍い感じがするでしょう。
私ならネックだけシルバープレートしたりするかもしれませんが、ラッカーがないことでオリジナルとは全く違ったフィーリング、音色が楽しめそうな楽器です。
7000ドルはかなり高いように思います、、、
www.tomosax.com
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