ベルグラーセン 100/0 テナー 60年代
今日はラーセンのビンテージです。
ラーセンは早い時代から、マウスピースのバッフルなどの形状にバリエーションをもたせてきました。
その表示が、0,1,2というふうに表されているわけですが、今回のものは最もバッフルがキツイ、0というものです。
まず見るとわかりますが、相当バッフルはきついですね。
息のノイズがする限界くらいまで、バッフルをつけてあります。
ステンレス的な材質の影響もあって、かなりバキバキすることは間違いないでしょう。
最近は、フェイシングを長く取ったりしてビヤっといくものが多いですが、これはそういうものに比べると抵抗もそれなりにあるでしょう。
しかし、その抵抗が音色の幅にも影響を与えるので、そういう意味では現代のマウスピースよりも懐が深い、、といえるかもしれません。
また、咥えるところの厚みが厚いので、人にもよりますが(特に高音などで)力が入らず、音程がとりやすい、、、ということもあるでしょう。
これを昔から、作っていたわけですからある意味、最先端をいっていたかもしれません。
今回のものは1960年代のものらしいので、0というのはそんなに需要がなかったですから、本数的には珍しいですね。
きちんとコントロールしながら、明るい音を楽しみたい、、、という人にオススメしたい一本です。
www.tomosax.com
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント