フラセル テナー 7万4千5百
今日はフラセルのテナーです。
フラセルのビンテージ性ですが、8万くらいまでは暗いラッカーがついていたりと、”違う”個性が感じられます。
7万台は、マークシックスとしては移行期のような感じで、変化が激しく、また、いろいろなキャラクターのものが多いのですが、今回のものはどうでしょう?
7万中期ですから、音は少しパチパチし始めて、ボケた感じが6万後期よりはなくなってきているでしょう。
色は、濃い黄色、、という感じでしょうか? 写真では暗く写っていますが、実際は写真ほどは暗くなさそうです。
ただ色はややくすんだ感じでしょうから、暗めの音でしょう。
もそもそした枯れた感じはないけど、ギンギンした明るい感じではなく、落ち着いた上品な音が鳴る、、、そんなイメージだと思います。
ベルのあたりが少し曲がっていますね。
このあたりの金属は、フラセルは重厚なものが多いのですが、これは、赤やけか銅なのかわかりませんが、また変わった色をしています。
ベルの曲がった淵には緑青が見えますから、銅っぽい?のでしょうか?
磨いてみれば変色かどうか分かりますが、赤やけでなければちょっと変わった材質かもしれませんね。
落ち着いた音がするので、十分ジャズにも使える楽器だと思います。
もそもそした感じは嫌いだけど、太く上品に吹きたい人にオススメな楽器です。
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