ビンテージ マーティンリガチャー バリトン
今日はビンテージのマーティンのリガチャーです。
マーティンといってもM.Martinというフランスのもので、、アメリカのマーティンとの兼ね合いはよくわかりませんが、、、このリガチャーはいいやつです、、、
現代のリガチャーは高性能でいいのですが、吹きやすさの反面バキバキした感じになります。
古いものは、吹きやすいのにバキバキいわない、、上品な落ち着いた感じになるのです。
リガチャーによって抵抗感も随分変わりますし、リードも使えなかったものが、使えるようになったりと、、値段の割には非常に重要なパーツです。
これは残念ながらバリトンですが、テナーやアルトだったら非常に価値が高かった事でしょう。
現代の吹きやすいマウスピースにつけても、何か一味足りなかった、、、、その何かを補ってくれるものです、、、
テナーだったら200ドルでも欲しいくらいですね、、、
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コメント
Tomoさん
こんにちは。このリガチャー、とてもいいですね。
私もテナーでMartinの刻印入りのものと、名無しの個体を何個か持っています。
このリガチャーに関しては、個人的に研究していて、色々な種類やメッキ、材質がありますが余程使い込まれていない限りは、非常に使えるモノが多いと思います。
特にLowCから下の音のまとまり具合は絶妙です。金属に柔軟性があって、リードにあわせて伸びてくる感じはこのリガチャーの特色かと存じます。
また、今回紹介されていらっしゃるものはラッカーですが、ニッケルシルバーの個体も個人的によいと思っています。
オールドのセルマーのリガチャーですと、値段が高いので、日頃からこのMartinか、同じ個体の名無しが出ていると率先して集めています。(昔のヤナギサワの楽器に付属しているのを見たこともあります。)
しかし、日本ではあまり知る人がいないのか、ヤフオクで安く落とせた記憶もあります…。
投稿: Tusques | 2012年9月18日 (火) 13時59分
いつも楽しみに拝見しています
私もこのM.Martinのアルト用を3個所有していますが、3個とも少しずつ違いが有り使い分けています。
以前、このタイプの物で素材が洋白?と思われるリガチャーをedayで落札しましたが状態は良かったのですがあまり・・・?という感じで、やはり真鍮素材の物方が良く鳴る様に思います。
tomoさんもこのリガチャーの記述をされていますが
おなじM.Martinリガチャーでも全てが良く鳴る訳ではないと思いますがどうでしょうか?
投稿: まるお | 2012年9月19日 (水) 12時30分
Tusques様
コメントありがとうございます。
このリガチャー探している人は結構多いんですよね、、、隠れビンテージという感じでしょう。
古いマウスピースについていることが多いのでマウスピースごと格安で買うのが一番手に入れやすいと思います。
投稿: tomo | 2012年9月23日 (日) 12時42分
まるお様
コメントありがとうございます。
もちろん個体差や使われ加減によるので、全てがいいものでは決してありません。
しかし、今回のようなきれいな状態だと、このリガチャーに関してはかなり使えると思っていいと思います。
個体差ではなく、あくまでも現行で流通しているものとの比較をしたとき、このようなリガチャーは作りや材質などで非常に優れているので、いいか悪いかはその人の必要なものかどうかで決めるとしても、現代にないサウンドやフィーリングがあります。
そういう意味でも、やはりこのようなリガチャーは稀少だと思います。
投稿: tomo | 2012年9月23日 (日) 12時45分