Buffet Evette Schaeffer アルト
今日はBuffetの古いサックスです。
シリアルによれば1961年あたりのもので、セルマーで言うところの9~10万台あたりです。
Buffetはいろいろあるようで詳しいことは私は知りませんが、このBuffet Evette Schaefferは、Buffet Super Dynactionとほとんど同じようなもので、彫刻などほんの少し仕様が違うようです。
ジャッキーマクリーンなどが一時期使っていたようですが、他に使っている人はあまり聞いたことがありませんね。
私も吹いた事がないので人聞きになりますが、何でもセルマーよりは音がフォーカスされていて、音だけで言うならセルマーの番台で言うともう少し後のようなフィーリングのようです。
色で言うと、初期のシックスのフラセルのような色ですから、ああいう感じが近いのかもしれません。
やはり、あまりジャズの人が使っていないことを考えれば、パワーも小さめで現代の楽器に比べると音色の以外の面では劣るのかもしれません。
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コメント
Tomoさん
こんばんは。いつも愉しく拝見させて頂いております。
Buffetのサックスは数が少ないので、なかなかお目にかかる機会が少ないですね。仰るとおり、濃くてキレイなラッカーがフラセルのような感じがします。
ごくたまーに、ヨーロッパのebayに見たこともないようなBuffetのサックスが出ているぐらいで、手にとって見る機会は限られているかと存じます。
個人的にBuffetの使用で真っ先に思い浮かぶのは、アルバート・アイラーで、アルバムにしっかりとクレジットが入っています。Love Cryのジャケットでアイラーが吹いているアルトもBuffetで、ちょうどこんな色のアルトです。
私は欧州ジャズが好きなので、けっこうヨーロッパのLPを手にとる機会が多いのですが、英国の巨匠Don RendellやDiamond FiveのHarry Verbekeといった方々と専属契約していたようで、70年代のジャケットにBuffetのロゴが入っているアルバムを数点所有しています。
ダイナクション以外でも、Prestegeという赤くて美しい銅でできたタイプも最近は高額ですね。機会があれば、一度試してみたいものです…。
投稿: Tusques | 2012年9月26日 (水) 23時51分
Tusques 様
コメントありがとうございます。
私もちょっと古いタイプのソプラノを少し使用していましたが、セルマーとは全然違うフィーリングの楽器で良かったです。
世の中にはセルマー偏重があって、楽器の良し悪しにとは違う部分でのセルマーの広がりかたをしているようなことも見受けられますが、buffetももっといい評価を受けていい楽器だと個人的には思います。
投稿: tomo | 2012年9月28日 (金) 21時03分