ネック 穴の開きについて
今日は昨日に続いて、TMのネックです。
実は、このネック達、オクターブキーの穴の大きさが、狭いものと広いものの2種類あるそうなのです、、、
説明書きによれば、、、穴を広げたものは、、、
【良い事】よりFree Blowingになる、、、
【悪い事】その反面、音が散って、音のカラーがなくなる
という事になるそうで、クラシック系の人には穴が小さいほうでないと駄目みたいです。
なるほど、、、、それは、この穴に関してだけでなく、楽器全般にいえます。
①パッドの開き
パッドの開きを大きくすると、よりオープンなサウンドになり、抵抗も減り、より大きな音になるでしょう。
しかし、、その反面、音は散った感じになり、音色のカラーが消えうせていくのです。
②マウスピース
マウスピースの開きも同じ事が言えるでしょう、、、
あるいは、、、、マウスピースのフェイシングの長さにも言えます、、、
マウスピースの開きを大きくすると、より大きな音が出ますが、やはりカラーは減って、リードの硬さで調節できるにしても、音は散った感じに鳴ります。
あるいは、マウスピースを(フェイシングを長めにとって)吹きやすくしてしまうことでも、同じ事がいえます。
確かに昔の人は、狭いマウスピースを使っていましたし、いい音をしていたのはそういうファクターの影響もなくはないでしょう。
本題に戻りますが、、、
開きには適度な開きがある
ということです。
吹きやすさをとれば、音色が犠牲になる、、、、
という原則のいい例で、穴を広げる事ばかりに目が行きますが、吹きにくくても少し閉じて、いい音を出す、、、、ということにも注目する必要があるいい例ではないでしょうか?
余談ですが、、
実は、私のヤナギサワのアルトは、通常より狭くパッドをしてもらっています。
もちろん抵抗も強くなって、吹きにくくはなるのですが、、、上記のようにそれだけではない利点を感じて、そうしてもらいました。
しかし、、、一般にはオススメできません。
開いた感じに一度なれていると、かなり詰まった感じに耐え切れないかもしれないからです、、、、
セッティングって難しいですね、、、こういうことは、アマチュアの人がやるには、経験豊かなリペアマンかプレーヤーに相談して、決めることが絶対的に必要だと思います、、、、
www.tomosax.com
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