もちろん実験済みのヤナギサワ
さて、、、
皆さん共通の質問として、何故ビンテージが再現できないのか???
ということがあるでしょう。
その答えの一つが、
材質
です。
ここで、皆さんが思うのは同じものを混ぜれば同じ材質になる、、、、、という当たり前のことですが、
実はそうではない、、
です。
その証拠に、リファレンスとマークシックスは同じ材質で、、基本的には同じような設計ですが、、、、、、リファレンスがマークシックスが似てると感じる人のほうが少ないでしょう、、、
それは現代の楽器の製造にもいえることで、
同じ配合の金属を、日本、フランス、アメリカ、、、、から仕入れたとします。
同じ配合ですから、同じもののはずです、、、
しかし、、違うものができるのです!!!
理由は、、
分かりません
ただし、明確なのは同じ材質でも仕入れが違えば違うものができる、、、、ということです。
もちろん精錬の仕方が違う、、、とかあるかもしれませんが、、、、、ヤナギサワのとある人が言うには
山が違えば違うものができる?
ということです。
材料の配合ではなく、どこの材料を使うかで、変わってくるという事実があるわけで
奥が深い
のです。
そして、、、ヤナギサワでは、同じ材料でも山にこだわっています!!!
ヤナギサワの楽器はアメリカ産!!!
社長さんは言っていました、、、
いろいろ実験して、日本の材料とかも使ってみたけど、、、アメリカが一番よかった、、、と。
その材料がこちら、、、
これを加工して、管体ができあがるのです、、、、
ヤナギサワにはそんな材料にもこだわりがあるわけです!!!
銀座の料亭が、、、山梨から水汲んできてる、、、、というのと同じですね???
最近の楽器は、暗いラッカーつけたり、、、彫刻が豪華だったり、、、キーの形がマークシックスと一緒、、、、とか、、、見栄えばかり似せたようなものが多いですが、、、
同じ材料でもいろいろ実験してあなたのヤナギサワは作られている、、、、ということを、、、ご紹介しました。
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コメント
お久しぶりです(^o^ゞ
ヤナギサワレジェンド…素晴らしいです♪
大切に扱ってない奏者の1人ですが(汗)
明日ライブなのでしっかりお手入れして機嫌を損ねない様に頑張ります(σ*´∀`)
投稿: DEKKI | 2012年6月 1日 (金) 21時20分
いつも興味深く拝見しております。
Mark VI の材質についてですが、ベルのラッカー剥げ部の真鍮をよく見ると現在の材質には見られない小さな結晶が多い気がします。
'50〜'60年代の
ELKHARTのA.Selmer 工房での作業行程がとても気になります♪
投稿: Lucas | 2012年6月 2日 (土) 11時15分
DEKKIさま
コメントありがとうございます。
まあ、私も大切に扱っていないレベルでは、かなり上のほうだと言われてますが、、、改心しようと思います、、、
投稿: tomo | 2012年6月 6日 (水) 14時29分
Lucas 様
シックスの材質ですが、ところどころ金属が固まっているようなのは、よく見られます。
作業工程というか、、、要するに雑だった、、、だけなのかもしれません、、、、、
しかし材質的にはアメセルはフランスと全く違うので、違う材料で発注していたのかもしれませんね???
まあ、それは謎めいたままのほうが面白いとは思いますが、、、
投稿: tomo | 2012年6月 6日 (水) 14時32分