こだわりのヤナギサワ
さて、、せっかくなので、昨日に引き続き皆さんが愛用されているヤナギサワがどのようにして作られているか、徒然なるままに述べてみましょう。
私はこちらに伺う前は、近年楽器の評価が大きく高まっているヤナギサワですから、ハイテクの、、、全自動で、、、大きな工場で、、きれいな、、、、そんなところで作られているんだと勝手に思っていました、、、、
しかしながら、、、、私の勝手な妄想とは裏腹に、ヤナギサワの工場は、いわゆる町工場でした。
イメージするなら、、、、よくテレビに出てくるような、車の部品の下請工場のような、いろいろなものがひしめきあう、、、、、、私のイメージとは間逆の工場でした、、、、(関係者の方々、スイマセン、、)
つまり、、、大きい機械は一台もなく、、、、狭い場所で、沢山の人が細かい作業を一心不乱に行っている、、、地味な、、、工場なのです、、、
私のイメージでは、車の工場のように、大きな機械が動いてて、、、機械が自動で溶接したりしているはずでした、、、、、しかし写真のように、、、割と狭めの部屋で、サックス作りはひひしめきあうように行われています、、、
そして、、、、、、機械でも出来ないはずはない(と私が勝手に思っている)作業を、、、、、全て、、繰り返しますが、、、、
全て人の手で行っているのです!!!!
貴方のヤナギサワのソプラノも、、お店で見かけるあのヤナギサワソプラノも、すべて、この机の上を通過しているのです???、、、、
そして、細かい部品といえども手作りです、、、、
ほら、、、貴方が何気なく触っているパームキーもこの職人さんが、、一生懸命作っています、、、、、
私はこれを見てから、パームキーも優しく触ろうと思いました、、、、
さて、、、、その中で、いろいろな製造過程の中で私が気に入ったポイントを紹介しましょう、、、
以下の写真で、黄色いトレーに注目です。
実は、、、楽器の最も重要な部分である管体が作られると、、、その時点で番号が決まります、、、
で、番号が決まると、、、その管にあわせて他のキーなどのパーツの部品を決めるのです。
つまり、、、適当にバンバン流れで出来上がっていくのではなく、、、その管体にあわせて、ベストマッチな部品のセットを決めるのです!!!
つまり貴方のヤナギサワのいろいろなパーツは、貴方の管体にあわせて選ばれているのです!!!!
で、一度そのセットが選ばれたら、黄色いハコでそのセットは管理されて、管体はトレーには載せず別の場所で番号をつけられてあとでどのセットかわかるように保存されて、作業が進んで行きます、、、、、
上の写真で、トレーごとに部品が管理されているのが分かるでしょうか???
このトレーは、、このセットではならない、、、というように、管体が決まった時点で運命を共にしているセットなわけです。
ということで、、、
ただのハンドメイドではありません、、、、
ただ、全てを人が作っているだけではないのです、、、、
人が部品を作ったうえで、さらに、ひと手間もふた手間もかけられて、、、製造されています!!!
ただのハンドメイドではなく、あなたのヤナギサワは”ひと手間もふた手間も余分にかかった”ハンドメイドだと自信を持ってお使いください。
www.tomosax.com
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