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ゲイリースマルヤンのバックアップマウスピース

今日は世界ナンバーワンバリトン奏者の秘密を、皆さんにこっそりお教えしましょう。

初めて彼の演奏を見たのは、もう10年ほど前、、、、グラミーをとったJoe LovanoのNonetのヴァングァードでのライブでした。

地響きのような重たい鳴りに驚いたのをよく覚えていますが、、、まさかその後、家族ぐるみで仲良くなるとは思いもよりませんでした。

それはさておき、、、私はその初めて彼を聞いたとき、、大きな誤解をしたのでした、、、

『やはり、あの音は古いコーンならでは、、、、しかも、シルバーだし、、、』

もちろん、、、セルマーに比べれば、比べ物にならないくらい太い音がするのですが、それだけではなかったのです、、、、

その、答えが今日の、、、彼のマウスピースです。

アーリーバビットの9*
です。

彼のメインのマウスピースがフロリダの開きが135にリフェイスしてあるやつですから、今回のバックアップマウスピースは、それに近いですね、、、

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彼のメインマウスピースと同じようにバッフルが入っています。

で、このマウスピースを吹いたときに、驚愕しました、、、

何故か、、、

それまでは、リンクの7*を使っていたのですが、、、驚くほどに、鳴りの大きさが違ったのです、、、

そのくらい違うかというと、、、大げさかもしれませんが、アルトとソプラノの鳴りくらい、大きな違いがあったのです。

つまり、、、開きの大きいサイズで、バッフルを足してパワーを増したマウスピースでこそ、、、ああいう音が出るわけです。

もちろん、リードは非常に薄いものです。

彼は、青箱の2半(だったと思う)の、ヘロヘロになったやつを使っていましたから、特に吹くのはしんどくありません。

むしろ、リードが薄いのでコントロールは楽に感じます。

ということは、息が沢山いりますが、、、彼の個人レッスンを覗いたところ、やはり、呼吸法や楽器の鳴らし方が中心のレッスンだったので、このセッティングには非常に納得のいくところでした。

まあ、それもあとからこのマウスピースを吹いて気づいたことですが、、、、

みなさんも、リンクの9*や10あたりで、薄いリードを吹いてその違いを確かめてみてください、、、

きっとびっくりしますよ、、、

ちなみに、このアーリーバビットはごついやつなので、そういうものがあれば尚良いかもしれません。

しかしながら、彼曰く、、、リンクメタルは吹きにくいのでおすすめしない、、、、とのことです、、、、

というわけで、今日は彼のマウスピースの秘密でした、、、

ばらしてよかったのかな????

www.tomosax.com

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