チェオン ガーデラコピー マウスピース
今日は香港のマウスピースです。
前にもご紹介していたことがある、香港のガーデラコピーマウスピース、、、、これに、点々のサインを入れてオリジナル、、、として出回ってるのも目撃されたことがあるマウスピースですが、、、、
とあるサイトでさらに詳細なことが書いてあったので、またご紹介します、、
ちょっとテカテカして、やすりの跡は若干異なるものの、ガーデラそっくりです。
このマウスピース、まずCNCというコンピューターで精密に制御する機械で正確に、、、つまり、ガーデラそっくりに作られて、、、さらにチュオンさんの手が加えられるようです。
で、驚きなのは、そこからチュオンさんが10時間もかけて、磨いたりチェックするのです。
そんなに手間をかけても値段は500ドルほど、、、、
さすがに10時間もせっせこやったら、それなりのものができるでしょう。
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私は、それを見て日本の製造業の没落と重ね合わせてしまいました。
例えば、日本のテレビが売れなくなってきた理由、、、、それは、他国のものと品質の上で差が縮まってきているからです。 そして、価格的にも日本はコストが高く不利だと、、、
結局、昔と違い、、ある程度コストをかければ、誰でもそれなりにいいモノが出来る時代に
なってしまったわけです、、、、
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この、チュオンマウスピースも、そのいい例だと思います。
CNCを使い、人件費が安い国で、一生懸命やればそれなりのものが出来てしまう、、、ということでしょう、、、
台湾製、中国製サックスの台頭が著しいこの10年ですが、マウスピースもそういう転換期にきているのかもしれません。
なぜなら、楽器はさておき、中国製のマウスピースがここまでサックス業界に出てきたのは、私が見てきた限りこれが初めてだからです。
もちろんこれが続くかどうかは、今後の推移を見守る必要がありますが、、、メイヤーのMade in USAがMade in Chinaになる日も、そう遠くはないかもしれません???
www.tomosax.com
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