フラセル アルト 13万8千4百 シルバー
今日はフラセルのアルト、13万8千4百のシルバーです。
彫刻がないのと、F#つき、、、そしてシルバーなので、間違いなくフラセルでしょう。
この辺りとして一番気になるのは、モデルチェンジされているかどうかですが、もう13万8千だとモデルチェンジされていますね、、
手の当たるところがかなりプレートが剥げているので、かなり使い込まれています、、、
今回の楽器、、、金属的にもあまり良さそうではありません。
なんだか軽そうな感じであまりいい印象をうけません、、、、、そこでこんな話を思い出しました、、、
ビンテージ楽器を何百本も保持したことのある(アメリカ人の元楽器屋の)知り合いが面白いことを言っていました。
今まで出会ったいい楽器はすべて彫刻付きだった、、、、
つまり、、裏を返せば、彫刻無しの楽器で最高峰の楽器には出会ったことがない、、、と言っていました。
そして理由はわからない、、、、と。
これにはいくつか補足が必要です。
補足① まず、、、彼の対象としている楽器は、主に古めの楽器なので、今回のような中期マークシックスまで適用されているかはわかりません。 シリーズ2などには全く当てはまらないでしょう。
しかし、SBAや初期のフラセルシックスでは、少なくとも彫刻のある楽器のほうがいい楽器の確立が多いようです。
補足② 彼の好みの楽器はしっかりと鳴る楽器ですので、、軽いペラペラしたのを嫌う傾向にあります。つまり、彼の意味するいい楽器というのは金属的にしっかりした、太くいい音のする楽器ということです。
ということで、もし彼の言うようないい楽器が欲しければ、彫刻ありの楽器が確率的にはいいでしょうし、彫刻がなければ決して駄目な楽器ではありません。
しかし、、、、、何百本も見てくれば、、、自ずとその中にトップ10を争うようないい楽器が出てきて、それらは全て彫刻付きだった、、、、という事実があるということです。
理由はわかりません、、、、、しかし、材質も違うし、、、、作る人の気合も違った、、、あるいは、彫刻ありは熟練の職人の組み立てで、、、経験が浅い人は彫刻無し、、、、、、という作り分けがあったのかもしれません。
ビンテージは彫刻のありのほうが良い、、、、というマニアな都市伝説といったところでしょうか??????
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