« アメセル テナー 8万3千 ゴールドプレート | トップページ | フラセル テナー 7万0千7百 シルバー »

オット-リンクスラント テナー リフェイス7*

今日はオットーリンクのスラント7*です。

オリジナルのものは最近非常に少なく、リフェイスしたものがほとんどです。

しかし、実際に試せる機会が少なく、インターネットで買うしかないということも多いと思います。

今回のものは1250ドル、、、、、写真でどんなことがわかるでしょうか?

Bpflslantsigtne6161
Bpflslantsigtne6162
Bpflslantsigtne6163
Bpflslantsigtne6164
Bpflslantsigtne6165
Bpflslantsigtne6166

まず一目見ただけで、、、、いい材質だなぁと、私は思ってしまいました。

本当は削ってみないとわからないことも多いのですが、、このしっとりした感じは古くていい物が多いですね。

なるほど、、、それもそのはず、、、、、

横にティップオープニングがありません、、、

何故か??

もともと、テーブルに数字がうってある、初期のスラントなんですね。

それがリフェイスのために数字が消えてしまった、、、という事になります。

というわけで、中の形状もより大きくとってあるので、丸い太い音がするでしょう。

"slightly on the warm side"と説明に書いてあるのもそこを意味してます。

テーブルの数字が消えている、、、これは結構大きなポイントです。

Bpflslantsigtne6162_2


まず、

1.消えるほどテーブルを削っている
2.ちゃんとテーブルのほうまで気にかけた

と二つの側面があります。

1.消えるほどテーブルを削っている

番号が消えてしまったので、元の大きさはわかりません。
しかし、番号が消えるほど削るというのは、おそらくは元は4か5辺りだったのではないでしょうか?

2.ちゃんとテーブルのほうまで気にかけた

良い方向で捉えると、、、7*まで広げているのに、例えば5とか、、残っていたとします。

これは、先っぽだけ無理やり広げたパターンなので、高音が吹きにくかったり、音域によるバランスが非常に悪くなります。

Bpflslantsigtne6164_2

バッフル、、、がついています。

広げると当然底が上がってきますから、バランスが悪くなりますが、、このリフェイスをしたひとは、そこもちゃんと調整して、少しだけきれいなバッフルを作り直しています。

これによりちょっとだけエッジが立った、反応の良いマウスピースになっていることでしょう。

最後に気になるのは、、バランス、、、、

きれいに正確に削るのは、腕のいい職人にとってさしたる問題ではありません。

つまり、名の知れた人なら、精密さは当たり前なのですが、、、その次に大事なのは、バランスになります。

つまり、

上から下までおんなじ感じで吹けるか?

リフェイスされたものは、上の音だけどうのこうのなったり、、、下の音だけどうのこうのなったり、、して、、、、音階吹くにも、あれこれ調整しながら吹かなければ、均一に鳴らないものがほとんどです。

それは、、、買ってみてのお楽しみ、、、、ということになります、、、、、。

今回のものは、初期の(フロリダ)スラントで、個人的にはなかなか良さそうな印象です。

値段以外はですが、、、。

www.tomosax.com

| |

« アメセル テナー 8万3千 ゴールドプレート | トップページ | フラセル テナー 7万0千7百 シルバー »

Otto Link」カテゴリの記事

Tenor Mouthpiece」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オット-リンクスラント テナー リフェイス7*:

« アメセル テナー 8万3千 ゴールドプレート | トップページ | フラセル テナー 7万0千7百 シルバー »