オット-リンクスラント テナー リフェイス7*
今日はオットーリンクのスラント7*です。
オリジナルのものは最近非常に少なく、リフェイスしたものがほとんどです。
しかし、実際に試せる機会が少なく、インターネットで買うしかないということも多いと思います。
今回のものは1250ドル、、、、、写真でどんなことがわかるでしょうか?
まず一目見ただけで、、、、いい材質だなぁと、私は思ってしまいました。
本当は削ってみないとわからないことも多いのですが、、このしっとりした感じは古くていい物が多いですね。
なるほど、、、それもそのはず、、、、、
横にティップオープニングがありません、、、
何故か??
もともと、テーブルに数字がうってある、初期のスラントなんですね。
それがリフェイスのために数字が消えてしまった、、、という事になります。
というわけで、中の形状もより大きくとってあるので、丸い太い音がするでしょう。
"slightly on the warm side"と説明に書いてあるのもそこを意味してます。
テーブルの数字が消えている、、、これは結構大きなポイントです。
まず、
1.消えるほどテーブルを削っている
2.ちゃんとテーブルのほうまで気にかけた
と二つの側面があります。
1.消えるほどテーブルを削っている
番号が消えてしまったので、元の大きさはわかりません。
しかし、番号が消えるほど削るというのは、おそらくは元は4か5辺りだったのではないでしょうか?
2.ちゃんとテーブルのほうまで気にかけた
良い方向で捉えると、、、7*まで広げているのに、例えば5とか、、残っていたとします。
これは、先っぽだけ無理やり広げたパターンなので、高音が吹きにくかったり、音域によるバランスが非常に悪くなります。
バッフル、、、がついています。
広げると当然底が上がってきますから、バランスが悪くなりますが、、このリフェイスをしたひとは、そこもちゃんと調整して、少しだけきれいなバッフルを作り直しています。
これによりちょっとだけエッジが立った、反応の良いマウスピースになっていることでしょう。
最後に気になるのは、、バランス、、、、
きれいに正確に削るのは、腕のいい職人にとってさしたる問題ではありません。
つまり、名の知れた人なら、精密さは当たり前なのですが、、、その次に大事なのは、バランスになります。
つまり、
上から下までおんなじ感じで吹けるか?
リフェイスされたものは、上の音だけどうのこうのなったり、、、下の音だけどうのこうのなったり、、して、、、、音階吹くにも、あれこれ調整しながら吹かなければ、均一に鳴らないものがほとんどです。
それは、、、買ってみてのお楽しみ、、、、ということになります、、、、、。
今回のものは、初期の(フロリダ)スラントで、個人的にはなかなか良さそうな印象です。
値段以外はですが、、、。
www.tomosax.com
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