アメリカのセルマー?
今日はKen Dotyさんやアメリカのセルマーにまつわるお話です。
セルマーはフランスだけではなく他の国にも工場を持っていたわけですが、アメリカではインディアナに工場がありました。
このインディアナというところには20世紀初頭よりコーンもあって、楽器を生産する場所として熱かったようですね。
フランスで製造された部品は、関税対策もあってか?組み立て前のばらばらの状態で、さらにはひとつの部品とみなすために?ネックにもシリアルをつけて、ひとつの金属のセットとして、このインディアナの工場に送られて組み立てられました。
この工場がAmerian Selmerというものです。
ということで、American Selmerには、もちろんアメリカ仕様に楽器を組み立てる人がいました。
その一人がケンさんです。
ケンさんは、アメリカンセルマーの花柄、、、Rose Patternと呼ばれたりもしていますが、それをデザインしたとも言われていますね。
そのケンさんですが、彫刻を本気でやりまくった作品もあります。
これは前にもご紹介したものですが、、、、
これはSBAですが、実はマークシックスのプロトタイプになります。
写真にはありませんが、テーブルキーの仕様などが違います。
この楽器は、その当時のアメリカンセルマーのデザインなどのチーフをしていたジョセフアトレーさんが自分用に作った楽器です。
つまり、アメリカンセルマーの人が、好きなように作ってみたわけです。
当然、彫刻係りのケンさんは、、、ボスの楽器ですから、彫りまくったわけです、、、。
今日は、アメリカンセルマーの有名人、、、ケンさんを紹介しました。
もちろん彫刻掘る人は複数いらっしゃったと思いますが、あなたの楽器もケンさんが彫ったかもしれませんよ???
www.tomosax.com
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