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Conn 12M バリトン サックス

今日はコーンのバリトンです。

いつもお断りしていますが、小生はコーンについては全く知識がありません。

なので、今回のものがどのくらいすごいものかは分かりませんが、とりあえずよさそうだな、、、、ということくらいは認識できます。

やはりバリトンといえばコーン、、、、フルバンバリトンといえば、コーン、、、、しかもBbじゃなきゃダメ、、、、、、、、とゲイリースマルヤンが言っていました。

今回のコーンは1942年製、、、、、ミリタリー用に作られたものですが、非常にきれいです。

コーンの中では安定していて完成度が高いあたりです(と、勝手に書いておきますが、多分間違いはないでしょう)

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先日もゲイリーとうろうろしていたので彼の音を結構聞きましたが、やっぱりコーンのBbのバリトンって、マークシックを含めた現代のLowAバリトンとは全然音が違います。

完全に別の楽器の鳴り方です、、、、音の広がりとか、太さとか、、、、、。

例えば、拡声器を考えてみましょう。

拡声器は、裏側に回ると全然うるさくないですよね。

LowAバリトンは、ベルの正面はうるさいのですが、ちょっとベルの直線方向から離れるととたんに音が弱くなります。

それに比べ、コーンのBbバリトンは、ベルが大きく開いているので、音が大きく拡散します。 しかも、管の太さも太いし、、、、、

そんなビンテージコーンですが、、、、今回の一品はなかなかのものでしょう。

〔余談〕

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ゲイリーのバリトンですが、実はこれ彼にとって生涯二本目のバリトンです。

彼がバリトンを始めたのはかなり遅く、20才くらいでアルトから持ち替えでした。
で、最初の楽器はヤマハの安いモデル、、、、、でした。

で、それをちょっと使ってて、北欧でたまたま知り合った楽器屋の店主に、売れ残りのバリトンがあって、それを吹いてみたらよかった、、、、、のが今の楽器になります。

その時ヤマハの安いやつと交換して手に入れたそうです。

それを30年使っている、、、と。

なので別に一生懸命選んだわけじゃなくて、たまたまその楽器さんにあった売れ残りと交換してもらっただけなのです。

ゲイリーは言います、、、、、、、俺の楽器は誰も欲しがらなかったやつだぞ、、、、、と
、、。

でも気に入って30年も使い続けるなんていい話だと思いませんか?

こういうところにもゲイリーの優しい人柄がうかがえます。

www.tomosax.com

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