ヤマハ ソプラノ YSS-62R
今日はヤマハの62です。
最近になってまた?人気が上がっているような感じの古い62ですが、小生も最近吹く機会がありました。
現行の重たい感じとは違い、古い軽い感じで、しかもしっかり鳴るフィーリングは昔の楽器ならではです。
マークシックスだと軽くて音程悪くて上が細るけど、現代の楽器が重すぎてフィーリングが違いすぎる、、、という人で、なおかつ80年代に楽器を吹いていた人、、、は、やっぱりこの62の音が心地よいんでしょう。
話はそれますが、80年代というのはやたらとソプラノサックスがもてはやされた時代でした。ケニーGの影響もあるのだと思うのですが、テレビや劇伴の演奏などソプラノサックスが旋律をとるものが異様に多かったですね。
ゆったりとしたテンポで、心地よいリラックスしたメロディー、、、みたいな音楽です。
ニュースステーションのオープニングや、マルサの女とか、Zガンダムとか、、、ちょっと考えるだけでもたくさんでてきます。
50年代ジャズには、5万6万シックスが使われてその時代の音になりましたが、80年代のソプラノの象徴的サウンドといえば、やはり62が代表格なんだと思います。
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この楽器はわざわざF#を取り外しています。
理由は楽器の鳴り、レスポンスを向上させるためと思われますが、なかなか面白いアイディアです。 古い62で他にそのような楽器を見たことがどんなに違いが出るか興味があるところです。
80年代サウンドにぴったりな楽器、いかがですか?
www.tomosax.com
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コメント
Tomoさま、いつも楽しく拝見しています。
62R、ショップのHPみるとなかなか高値で売られていますねぇ。
ところでこの楽器はF♯キーを外して、トーンホールを埋めていますが、こうした処置をすることで楽器の振動・鳴り・音程とかに悪影響はでないものなのでしょうか?
テナーやアルトでこうした処置を施したのは、聞いたことがありませんので。
あと、テナーやアルトでネックにあったピックアップマイク用の穴を塞いで売られているものも見たことがありますが、いかがなものでしょうか。
Tomoさんのご意見お聞かせ下さい。
投稿: コブ | 2010年8月11日 (水) 20時44分
コブ様
コメントありがとうございます。
>>>>トーンホールを埋めていますが、こうした処置をすることで楽器の振動・鳴り・音程とかに悪影響はでないものなのでしょうか
振動、鳴りには大きく影響があると思います。つまり明らかに軽くなるので、よく振動して、軽い吹奏感になります。ねじをかえたり、金属の重しをつけただけでもかわることからも明らかなように、キーを外すとかなり変わるでしょうね。 抵抗感が変わるので、力の具合も変わるでしょうかその意味では、ピッチも影響が出ると思います。
>>>>>テナーやアルトでこうした処置を施したのは、聞いたことがありませんので。
いや、稀に見かけるような気がします、、、。
>>>ピックアップマイク用の穴を塞いで、、、いかがなものでしょうか。
うまく塞げば問題ないと思います。今までたくさんこのようなものを吹きましたが、特に不具合を感じたことはありません。
投稿: Tomo | 2010年8月16日 (月) 21時01分