アメセル アルト 6万6千8百
今日は6万6千台のアルトです。
1956年製のアルトですから、スタイル的にはビーバップ、ハードバップあたりの楽器です。
古い楽器を考えるとき、その楽器がその当時どのように使われたか、、、ということが重要だと思います。
しかし、あいにくこの時代はキング全盛というイメージが強く、また古いフルバンの人たちはコーンなどを使い続けていましたから、この時代の楽器をつかって誰がどのようなスタイルを確立したか、、、というようなイメージがイマイチないんですよね。
もちろん、当時の人は使っていたはずですが、なかなか目に付くようなものがありません、、、。
6万台、、特徴としては、ボワっとした丸い感じの音色が特徴です。 良く言えば丸く温かみのある、、、悪く言えば詰まったような、そんなキャラクターですが、狭いハコで演奏するには非常に強みを発揮するでしょう。
音色に非常に強い個性がありますので、吹くだけでそのままヴィンテージワールドが広がる、、、、そんな強みがあります。
しかし、大きなホール、あるいは、フルバンなどでは、、、パワーがありません。
狭い部屋で試奏すると全然わからないのですが、大きなところにいって、例えば後期のシックスなんかと比べると、一生懸命吹いているのにこじんまりとしかなっていないことに気づくでしょう。
現代的に考えるなら、そういう小ぶりな特徴もあります。
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このあたりの楽器を選ぶポイントとしては、まず、狭い部屋で試奏しない、、、大きく鳴っているか、、試すこと。
もうひとつは重い楽器を選ぶ、、、、、重い楽器ほど、太く重く鳴ってくれます。
そのあたりがこの年代の楽器の良し悪しとして判断される大きなポイントになるようです、、、。
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