アメセル アルト 13万0千2百
今日は13万台アルトです。
このアルトのすごいところは、ぴかぴかです。
ほとんど使われた形跡がありません。
まさに新品です。
見たところは、12万台の延長のように見えます。
いわゆる人気のある中期~後期13万は、もっと黄色い感じの色をしていますが、これは12万台辺りのオレンジっぽい色なので、劇的に変化する前のものだと思います。
いわゆる13万は鳴りが大きくてオープンな感じなのですが、この楽器にはそういう特徴はまだ見られないでしょう。 その代わりに、その後に比べやや暗い音がします。
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スタイル的にはフュージョンよりもビバップ辺りがあうので、いわゆる13万台がほしいフュージョンの人には、もう少し後がオススメです。
www.tomsosax.com
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コメント
はじめまして。いつも楽しみに読ませていただいています。
このコメントとは別にメールでお知らせしましたが、実は偶然にこのアルトそのものを某オークションで発見して、どうしても欲しくなり購入しました。私の手元には来週到着する予定になっていますので、また後日実物のレビューをコメントしたいと思っています。今持っている後期のアメセルアルトとどう違うのかも興味津々です。
投稿: Ken | 2010年3月17日 (水) 14時07分
Ken様
ご連絡ありがとうございます。
楽しみにしています。
投稿: Tomo | 2010年3月17日 (水) 23時51分
予定通りこの楽器が到着したのですがなかなか吹く時間が無く、昨日になってようやく十分に吹くことができました。
デッドストックに近いのかと想像していましたが、多少は使用したようでマウスピースにはティースマークが付いていましたし、コルクグリースもそれなりに使用されていました。ただし管体はピカピカでキーのアクションもまだ硬さが残り、オクターブキーに若干ラッカーの剥離が見られる程度、13万台ではなかなか出てこないレアものであることは間違いありません。ラッカーの色は仰る通り暗めで12万台の延長線にあるものかと思います。
同じシリアルが打たれたネックもラッカーが完全に残っていてピカピカです。シリアルが打たれたネックは13万台の中頃で生産し無くなっているようですが、管体とマッチングするシリアルが打って有りオリジナルであることは間違いないでしょう。13万台でこれだけ綺麗なネックは希少ですが、一瞬リラッカーを疑ってしまうほどです。ネックのジョイントと管体もなじんでおらず、挿入は新品のようにまだかなり硬いです。
マウスピースはやはりソロイストで、テーブルにSoloistとオープニングのC*が打刻されております。管体のシリアルは130XXXですので1965年末の製造と思われ、資料で調べると1965年当時はソロイスト・ロングシャンクが添付されていたそうで、それと符号しているようです。エボナイトの変色は全く有りません。C*は狭いので、せめてDかFであったら素晴らしいのですが、ただでビンテージのマウスピースが付いていたも同然で嬉しい限りです。
マウスピースを手持ちの物から用意して吹いてみましたが、付いていたソロイストが一番鳴りました。吹き込まれていませんので音はまだまだかと思いましたが、想像していた以上によく鳴る楽器で、私が持っている後期のアルトよりも良いくらいです。仰る通り音色は暗い方で、と言っても暗すぎず、実に私の好みに合う音で大変気に入りました。
とりあえず私の感想です。
投稿: Ken | 2010年3月28日 (日) 08時31分