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アメセル バリトン 8万4千

さて、今日も先日に引き続き8万4千の? バリトンです。

8万4千の初期には真っ黒なフラセルが存在して、非常に暗く特殊な音がすることをご説明しました。

今回は、同時期のアメセルを取り上げてみたいと思います。

この頃のアメセルは、初期に比べ一瞬色が明るめになります。
そして9万でもっと暗くなり、11万くらいでは暗いものとちょっと暗いものが混在して、13万でそれ以降の明るい色に変わります。

さて、8万台辺りのアメセルはそういった流れで、その前後に比べればちょっと明るめのラッカーがついているのですが、音色も5万台グリーンラッカーのような暗い音色ではなく、ちょっと明るさを感じさせる、ちょっとフォーカスがきいた感じの楽器です。

8万4千アメセルバリトンを実際に吹いたわけではありませんが、テナーやアルトの流れから察するに、以上のような傾向があるでしょう。

Mkvibari84a Mkvibari84b Mkvibari84c Mkvibari84d Mkvibari84e

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シックス初期のものに比べると、この頃はかなり鳴りが安定して大きくなってくるので、バリトンの古いもので使えるものとしては、かなりヴィンテージ性が高いと思います。本当に難しいですね。


話は変わりますが、前回の記事と比べこの色を見ると、先日のフラセルが如何に暗い色で、特殊であるかお分かりいただけると思います。 

アメセルグリーンラッカー並みに、暗いフラセル、、、音色も相当暗く、また太く、木のような音がします。

私もこの番台と全く同じ、(真っ黒)フラセルバリトンを持っていますが、今回の楽器と2本並べて音色だけで比べたら、フラセルがアメセルのように聞こえて、アメセルがフラセルの明るい感じに聞こえることでしょう。

フラセルには、アメセル同様素晴らしい楽器があるので、皆さん値段や見かけにとらわれずに試してみて下さい。

www.tomosax.com

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