セルマー SBA テナー 4万8千
今日はSBA4万8千です。
4万8千テナーといえばSBA,BAで一番人気がある番台です。
5万台に入ると、音がパちっとしすぎるからでしょうか?? 4万と5万では大きな差があるように思います。
さて、今回の楽器は完全にラッカーがはげています。
ラッカーがはげると暗くもそもそぼそぼそした音がします。
いわゆる暗い音、、、、というものです。
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コレに対し、最近の楽器は、ヴィンテージルック的?暗いラッカーをつけることでこのような音色を再現しようとしているような感じのものが中国製の楽器で多く見られます。
ラッカーによって暗い音を出そうとすると、おのずと明るい成分がなくなります、、、。
つまり、艶っぽくなくなっちゃうんですね。
さらには、明るく吹こうとしても暗い音しか出ません。 明るく吹いているつもりでも、暗い音に変換されてしまうわけです。 つまり、音色の幅が非常に狭くなってしまいます。
この間友達がジェリーバーガンジーと話した時に話題になったのが、
ラッカーが多くついている楽器でないと艶っぽい音がしない、、、、
ということです。 暗い音はラッカーを剥がしたりして出せても、艶っぽい色っぽい音は出せない、、、、ということです。
このように、暗い音を出せるようにしてある(最近の)楽器は、ラッカーをつけることでもそもそした音を再現するので、ヴィンテージの甘い感じがなくなりがちです。
ということは、 本当にいい音のする楽器というのは、やはりぴかぴかの4~6万台あたりの、もともと暗い音のする楽器にラッカーがしっかりついている楽器ということになります。
なるほど、、、確かにいい音もするし、音色も幅も広いし、人気ですよね、、、、。
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