スーパーアクション80 アルト 35万9千
今日はスーパーアクション80です。
SA80は非常に短期間しか作られていませんでした。
初期のシリーズ2に似てはいるのですが、それよりは随分マークシックスに近いようなちょっと小ぶりなフィーリングがあって音色もぼやけています。 その中途半端は感じから短命に終わったのかもしれません。
その当時はそんなこと思いもしませんでしたが、現在の質の悪くなったセルマーから比べればマークシックスとシリーズ2の間のような感じで、今の楽器の音色に比べれば時代を感じさせる少し小ぶりでぼけた感じの音色、、、というビンテージを感じさせるように思います。
さて、今日の楽器、、、ラッカーはげはげになるまで使い込まれています。
もともとラッカーが付いていないものがここ十数年はやっていますが、やはりラッカーがのっていて剥がれたものと、もとから付いていないものでは随分違うようです。
むかし、サンボーン氏のインタビューで、溶剤で剥がしたものと使い込まれて剥がれたものは違う、、、、と書いてありました。
自然に剥がれたものは反応も軽く、音色にも深みがあって、非常に気持ちのいいものが多いですね。
ということで、こんなになるまで使い込まれた楽器、、、、、、さぞかし吹きやすいし、暗い音色がするでしょう、、、。
ラッカーをはがさない私の体質ではあと30年使ってもこんな風にはならないでしょうから、こんな風に楽器吹き込めるのはうらやましい??限りです。
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アンラッカーモデルをお使いの方には、是非こういう楽器を吹いていただきたいと思います。 ほんとに吹き込まれた気持ちのよいフィーリングが感じられるでしょう。音色も、ぼそぼそ暗い感じで、アンラッカーの楽器にはないものが感じられると思います。
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