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SBA バリトン 4万6千 Low A

今日はSBAのLow A 付バリトンです。

SBAになって初めてLowAつきのバリトンが作られました。
なんでも200ほどしか作られていないらしく、小生は実物ではリンカーンセンターアフロキューバンオーケストラのバリトンの人が使っているのしかみたことありません。

タイムワーナーのリハスタで、そのバンドのリハを見に行ったときにそばで聞きましたが、コーンに比べると鳴りは小さく、音は締まった感じで反応が軽いように聞こえました。

さて、この非常に珍しいSBA、LowA付バリトン。

今回のものはリラッカーです。
写真でみた感じでは分からないと思います。 
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人によっては、体質でラッカーをすぐにはがしてしまう人がいますから、この楽器も1952年製、、、、5年くらいで剥がれちゃって、57年くらいに暗いラッカーがリラッカーされたのかもしれません。

しかし当時のラッカーを剥がす技術は今よりも雑で、剥がす溶剤で無理やり落としていたため金属にもダメージが残ります。 ダメージというか、溶剤と金属が化学反応を起こすんですね。

で、往々にして金属が以下のように全体的に赤くなります。

http://drrick.com/relac7.html

オリジナルでもちょっとだけ赤くなることはあるんですが、バッファーをかけると全体的に真っ赤になります。

今回のものは、彫刻は彫りなおされているのでわかりにくいですが、彫刻の彫った跡がすべて赤くなっています。 つまりこの楽器もラッカーが剥がれると、上記の例のように真っ赤になっているんでしょうね。

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 今回のものは、左の写真を見れば赤くなっているのでリラッカーであることは一目瞭然ですが、上の写真だけでは非常に分かりにくいです。

吹いてよければなんでもいいと思いますが、リラッカーで100何十万は高すぎると思います、、、。

www.tomosax.com

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