Otto Link 初期 スーパートーンマスター バリトン 6
今日は珍しいリンクバリトンマウスピースです。
初期のSTMといえばもちろんダブルリングですが、そのダブルリングの直後のマウスピースです。 ダブルリングではない初期のSTMにはシリアルが打ってあります。
このシリアル付ダブルリングでないSTMはかなり珍しいですね。 ダブルリングもバリトンでは見かけますが、このあたりのバリトンマウスピースはほとんど出てこないし、開きが大きいものが少ないので6でも大変稀少だと思います。
さて、このマウスピースは特注マウスピース、、、のようです。 CCと打ってあって、なんでもコーキーコーコランというライオネルハンプトンのバンドの人のようです。
以前にはSS、、、ソニースティットモデル、、というのもありました。 その類ですが、こういったものは多分本人のために特注されたマウスピースと考えられます。 コーキーコーコランファンにはたまらないでしょう、、、、私も存じ上げませんでしたが、、、。
さて、この時代のマウスピースは、マウスピースのサイズとしては後のものと同じですが、中のデザインが若干違うようで、それが個性を生み出すことが多いようです。
具体的には、やや大きいチェンバー、先っぽのほうのバッフル等です。
チェンバーが大きいと丸い温かみのある音がします。
先にバッフルがついていると、高い音が華やかになり、音色も明るくなって、全体的にエッジーなサウンドになります。
このマウスピースの紹介には、丸い音、、、、と書かれていますから、どうでしょう??
この時代、後に比べて丸い音とはいえ、マスターリンクのような音はしませんから、ひょっとしたらテーブルがゆがんでいたり、バッフルはほとんどなく、中の容積が大きく、カドが立たないデザインになっているのかもしれません。
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バリトンは、音にエッジが欲しいところですから、もう少しバッフルがあればよかったかもしれません。 かなりくりぬかれていて、足すことは出来ないので、こういうのはそのまま丸い音が好きでないと使えないでしょう、、、。
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