selmer ソプラノ シリーズ1 シルバー 35万台
さて、今日はソプラノです。
ソプラノという楽器は非常に未完成な楽器です。
どういうことか、、、、というと、未だに、これぞソプラノの音、、、、というのが決まっておらず、数十年ごとにちょっとずつ違う音のする楽器に変化しているように思います。
小生のイメージでは大きく分けて三つ、、、、、。
1、 マークシックスのように鳴りが小さく、細身の音が特徴。 音が近い感じの鳴り方。
2、 80年台あたりからの、マークシックスよりさらに鳴りを大きく、太くした感じ、、、。 シックスのチャルメラ的な音から脱却し、安定した響きのある鳴りを獲得したタイプ。
3、ここ十数年に聞かれるような、2のタイプよりもさらに鳴りを増した、かつ音色的にはアルトの延長のような丸い響きをもつタイプ、、、。 シックスタイプの物とは正反対の、もこもこした音が特徴。
さて、そこで今回のシリーズ1ですが、、、明らかに2に属するものだと思います。 つまり、イメージ的には80年代ソプラノ典型系的な感じで、近い鳴りではあるけど、シックスほどチャルメラ的な感じでなく、鳴りも太い、、、、。 高音響きのある感じ、、、。
ソプラノはセブンがないので、シックスの後にこのモデルが出た訳ですが、楽器としては恐るべき飛躍です。
さて、そういった理由で、このシリーズ1というモデルはセルマーの中で、現代的な音の先駆け的なモデルなのですが、やはりまだシックスの香りも残している、特徴的な楽器です。
しかし、この時代のシリーズ1には強力なライバルがいまして、、、、、ヤマハ62、、ですね、、、。 当時はこちらのほうがソプラノは人気だったように思います。 なので、この楽器の購入を考えている人は、他に 古い62 なんかのタイプが好きな人だと思います。
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今回の楽器はシルバーで落ち着いた音がすることでしょう。 今のセルマーよりももう少し落ち着きのある、でも、マークシックスよりはしっかり、、、なんてソプラノのが欲しい人にはぴったりなのではないでしょうか??
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