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The Martin Alto

今日はマーティンのコミッティーです。 コミッティーの中でもいろいろあるのですが、今日の物はいわゆるThe Martin とよばれ、アートペッパーの使用していたモデルとして有名です。このThe Martinが、マーティンの歴代の中で最も人気が高いようです。

昔、ボブアッカーマンのところに行ったとき、あるいはDr.リックもマークシックスがなくなったら次はマーティンの時代がくる、、、と言っていました。 ボブアッカーマンのところでは、マーティンを数本吹かされ? そのピュアな音色に驚かされたものです。

で、わけあって今回この初期The Martin、1945年製の ものを試すことになったのですが、やはり非常にいい音です。

セルマーのSBAアルトはもう少し枯れたようなそんなキャラクターですが、この マーティンは非常にピュアで上品な音がします。 もちろんトーンホールの違いなどがあるのかもしれませんが、やはり金属が違うんでしょうね。 マーティンにしかないキャラクターがあります。

でも、このThe Martin、、、、セットアップが非常に大変です。
そのままの状態ではいくつか問題がある、、とリックに教えてもらいました。

1、キーの高さが低すぎる
正常に使えるようにするには、キーを曲げてパッドとの距離を少し開ける必要があるようです。

2、バネが弱い
バネが弱すぎるので、強い物に変えてやらないときちんとつかえません、、、細くていい材質のバネがついているのですが、、、、、。

3、 Low C# のキーガードが低い
セルマーなどと違ってLow C# のキーガードは固定されているのですが、曲げてもっと広げてやらないと正しいピッチがとれないようです。

4、G#とC#の連動アタッチメント?
現代の楽器のように左手テーブルが上手く作られてないので、なんか連動するようにしてやるとずいぶん良くなるようです。

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やはり、さすがDr Rick
http://drrick.com/

セルマーのみならず、アメリカの楽器の調整の仕方もよく知っています。 日本ではセルマーの調整は非常に上手のようですが、マーティンの調整はどうしようか非常に困りものです。 アメリカなら間違いなくリックに持っていくんですが、、、。

www.tomosax.com

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