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最近のメイヤーマウスピース?

Meyer 今日は、最近のメイヤーマウスピースです。

最近楽器を始められた方はピンとしないかもしれませんので、ちょっと昔のお話から、、、。

私が初めてメイヤーのマウスピースを買った90年代初頭、、、、、今と同じく、、『とりあえずアルトでジャズやるんならメイヤーでも買っとけ、、、』という時代がすでに形成されておりました。 

その当時はアルトに関してはそこまで、ビンテージマウスピースワールドは身近なものではありませんでした。 というのもNYメイヤーなどというものは過去のもので、もう手に入らない、、、、と信じ込んでいたのと、テナーのリンクのメタルのように楽器屋さんの店頭で(当時としても)とんでもない値段がつけられて見かける事もほとんどなかったのです。

よく聞きました、、、、。 ”どっかの音大の先生の机の引き出しにNYメイヤーがごろごろはいってるから、今度いったときにこっそりと、、、、、、。”

そのくらい見かけなかったわけです。  なので、当然メイヤーを買うとなると、たくさんの新品から選ぶ、、、のが常識というような感じで先達に伝えられました。 ナベサダなんか100本から1本選ぶらしいぞ、、、、なんて噂もきき、そのくらいメイヤーはバラツキがあるんだぞ、、、選ばなきゃダメなんだぞ、、、、と、脅されたものでした、、。

さて、本題に入りますが、90年代(特に後半)にはいるといろいろなマウスピースビジネスがスタートし、いわゆるメイヤーコピーものや他にすばらしい色々なマウスピースがでてくるわけで、ここ10数年、新品のメイヤーさんにはお目にかかったことがありませんでした、、、、。

で、ちょっと用事があって友達が使っている最近購入したメイヤーマウスピースを
仕上げてもらうために、いつものY社のS氏のところにいく運びとなったのですが、、、そのマウスピースをみたとき、、、、。

ガビーンその1:色が全然違うな、、、なんか青っぽいような白っぽいような、、、。昔は(90年代初頭は)てかてかした材質だったのにそうでもない、、。

ガビーンその2:重さもぜんぜん違う。、、、、。軽くなった???

そうなのです、この十数年でも材質って結構かわったようです、、、、。

それをS氏にみてもらったところ、

あんまり直すところはない、、、、、、。

と。

なるほど、、、、、じゃあこれ以上はどうしようもないんだ、、、。

ということは、もうそのままの状態で使うしかないんですが、S氏が面白いことをいっておられました、、、。

「これはいかにも安い材料だね、、、、、あと、丸い音出すためにこういう材質にしてるんだ、、、」

と。 

確かにちょっと前までのてかてかしたのはもうちょっとばきばき明るく鳴ったような気がするのですが、丸く穏やかな音になるようにしたんですね、、、。

そうですか、、、ここ10数年でもそんなに変わったんですか、、、。

もう数十年経ったら、こういうのもビンテージ??になる時がくるかもしれません????

www.tomosax.net

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