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アメセルマークシックス アルト 14万4百

今日はアメセルのアルト14万台です。

14万台といえばやっぱり鳴りの大きさ。
後期も含めたいろいろな番台を比べたそばで聞いてても、ちょっとでかい感じの鳴りですね。 Solidというか上から下までパッしり満たされるような感じで、吹いてて非常に気持ちがいいですね。 

安定している、、、というのが一番の強みで、苦労しない、、、とでもいうことができるでしょうか。 これより古いものだとちょっと暗い音になって、上の音が細くなったりして60年代に聞かれる典型的なビーバップサウンドになります。 Jerome Richardsonとかあんな感じですね。14万より後になると極端に暗い音のものもありますが、基本的には明るくがりがりした感じの音になっていきます。

、、、、なんてことがいいたくて今日の楽器を選んだのではありません。

まず写真を見ていただきましょう。

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暗い色してていい感じ、、、、、。
確かにそうですが、

皆さん何か気づきませんか?

はい、これVaritoneが標準で装備されていた楽器なんですね。
ネックの穴の修復痕もさることながら、管体のラッカーの剥がれ方がきてますね、、。

Varitoneというのは先日ご紹介したように、エフェクターのコントローラーをベルのところにベチっとはっつけて、さらにはネックのところまでコードをはわしていきます。
つまり、ストラップつけるところあたりにコードをビューっと這わしていくわけです。

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ね、、、2番管(一番長いとこ)の下から上にきれいにラッカーが剥がれてますね。 テナーではこういう剥がれ方もあるかとは思いますが、アルトでは上から下まで撫でるように触る奇特な使い方をする人以外、このようには剥がれません。






まあ、楽器そのものはいいものだと思いますが、買うときに”これについてたvaritoneもアンプつきで欲しいんだけど、、、、。”

なんて、楽器屋でいうと、渋いかもしれません。

www.tomosax.net

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