Alto Tone Master 5*
今日はアルトのトーンマスター5*です。
基本的には3や4などが多い中で5*というのはかなり珍しいほうだと思います。
つい最近、テナーではオリジナルの9を手に入れた、、、というメールをオーストリアから頂きましたが、アルトでは7はおろか6もあまりみかけません。
小生もリフェイスしたものはたくさん吹きましたが、カーブがきつすぎたりしてイマイチのものが多いのも事実です。
アルトにおいてトーンマスターはテナーほどは重要ではないような気がします。
というのも、テナーがトーンマスターの時代が終わってもコルトレーン、ポールゴンザルベスなどに愛用されたのに対し、アルトはあまりそれ以降はつかわれなかったからです。
これは、アルトという楽器のサイズにあると思います。
テナーは、SBAとマークシックスでそれほど大きな鳴りの違いはありませんが、アルトの場合は格段に差があります。 つまり、この大きさの小さい、パワーのないマウスピースではその後の時代には不利だったからです。
加えて、アルトという楽器の小ささがテナーほどはカラーの変化を与えてくれませんでした。
なので、人々はアルトに関してはより新しいマウスピースに移っていったと考えるのも理にかなってるような気がします。
しかし、トーンマスターとバランストアクションの組み合わせにしかない音、、歴史的な音があるのも事実です。
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小生は楽器を吹くことを職業に選んでしまいましたが、そうでなければバランスとトーンマスターの組み合わせで楽器を吹きたいといつも思います。
www.tomosax.net
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