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アメセル アルト 14万 座談会4、 ネックの違い??

先日、質問を頂きました。

3つのマークシックス、、、ネックはどうだったんですか?? 、、と。

これはかなり的確な質問で、実は小生が楽器を吹き比べる前にしたことは
自分の楽器に、それぞれネックだけ付け替えてまずネックだけ試したことでした、、、。

何故か?

楽器を比べるときに、それぞれに違うマウスピースがついていたんじゃ比較になりません。
ネックも同じで、楽器の印象の60パーセントはネックの印象だと思っています。

事実、楽器の違いのところで述べた暗い、、とか、明るい、、とか反応が、、、とか、の
違いはかなりネックの影響が大きかったです。 つまり、13万台の最も暗い音のするネックを
一番派手な音のする小生の14万9千につけるとかなり暗い音がしました。

そう、ネックはかなりキャラクターとフィーリングを決めてしまうのです。

では、楽器本体はどうか、、、、

1、音程
2、音の均一さ
3、(ミュールのエチュードなどの大きな跳躍など)難しいことをしたときの反応

に対する影響が大きいと思っています。

車でいうと、ネックはボディー、本体はエンジン、、ということでしょうか。

なので、あくまでも音色等のクオリティーの中心的な部分はネックで決まります。

ということで、ネックはマウスピース同様重要です、、、、、。

2eca_12jpg
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さて、写真はバランスのシルバーです。

この時代のネックは、、、、一回曲げられて戻されてるかもしれないし、オリジナルのシルバーかどうかもわからないし、、、、、とにかくオークションでは手は出せません。  いいものは、みんな手元に残すし、売るとしても友達経由で高く売れるので、、、、、、手を出さないに越したことはありません、、。

www.tomosax.net

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Memory of Dennis Irwin

少し前のことになりますが、NYのシーンを支えてきた偉大なベーシストが亡くなりました。 

http://www.nytimes.com/2008/03/12/arts/music/12irwin.html?ref=music

彼の名はデニス・アーウィン、 70年代に頭角を現し、Art Blakey & Jazz Messengers  や Mel Lewis Big Band、最近では、Thad Jones & Mel Lewis, Mel Lewis Big Band の後継にあたる Vanguard Orchestra や 数年前にグラミーをとった Joe Lovano Nonetなど、 NYで ファーストコールベーシストとして活動していました。

Dennis2

彼は、言ってました。 80年代、ブレイキーのバンドでツアーに出たとき、ボビーワトソンと音を均一にする練習をずっと一緒にしていたと、、。   五度でハモったりする練習だったんですが、やはりそういう基本的なことって本当に大切でこのレベルの人達でも、というかこのレベルにたどり着くからこそそういう基礎的なことをきちんとやってきたんだな、、、、と。  サックスでもベースでも同じことだと、教えられました。

彼には自宅にいかせていただいたり、いろいろお世話になったのですが非常に残念です、、、、。

http://www.joelovano.com/

上のリンクのジョーロバーノのサイトの真ん中で、デニスがたくさんのひとと共演してきた映像がダイジェストでみれるようになっています。

Joeのバンドや、スコットハミルトン、ジョンスコ、メルルイスビッグバンドたくさんみれるので是非チェックしてみてください。

ご冥福をお祈りしています。

www.tomosax.net

 

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