アメセル アルト 14万 座談会3、 コンデイション??
個性、、、もちろん、新品の状態で工場から出てきたときは同じような楽器だったかもしれません、、、(個人的にはそれでも違いはあったと思いますが、、、、。)
しかしながら、さらにはその楽器が経てきた過程や、現在の状態、、、というものが大きく作用します。
これは、今回のようにくらべてよくわかるのですが、やはりリペアするお店にも傾向があるようです。
C氏の13万台 海外でオーバーホールされたもので、その地域では一番評判がいいひとにやってもらったようです。 実は、この楽器の調整が一番いいように感じました。 なぜなら、フィーリングが自然で、キーの感じなどは新品のときのようなスムースな感じがあって、楽器の反応もストレスがない、、、、、吹いていて非常に気持ちがいい、楽器でした。 時間をかけて丁寧にやった感じがして、非常にいいリペアだと思います。 シュラックなどのつけかたによって楽器の反応が大きくかわるのですが、自然で振動が自然に伝わっていく感じです。 ただ、一つ困ったのは、パッドの開きが狭い、、、、、、。 現代の標準的な開きよりもやや狭い、、、、ために、音が暗いというかやや鈍いようなそのようなダークなファクターを加えていて、それが楽器のサウンドにも大きく影響してるような気がします。 引きこもり、、、、みたいな、、、。
この楽器は数年前に大久保の楽器屋でオーバーホールされたものです。 なるほど、日本でやった感じで、パチィィィィ!! とフルパワーで鳴る感じで、いかにも有名進学塾で鍛え上げられた、、、そんな感じです。 上から下まで、バリバリ鳴る、、、。 やはり、このような状態がきちんと整備された?? 状態??の標準なんでしょうか。
しかし、自然なフィーリングという点では、C氏の13万台の方が好きかな??
そして、小生の14万9千、yanagisawaのバックアップとして普段はあまり表に現れることはありません。 もともと前の持ち主の元でレイチャールズのフルバンで十数年使われていましたが、ここ数年はあまり使われていません。 オーバーホールもおそらく、7、8年以上前、、、、で、パッドの状態はあまり良くありません。 なのに、反応は凄く早く、明るい音がする、、、、。 ふつう、息が漏れてたりすると暗いような感じになるのですが、三本のなかでは一番明るく、早い反応、、、、。 多分、オーバーホールとかしたらもっと凄いことになると思うのですが、キャラクターがそういう風なんでしょうね、、、。
まとめ、、、、
ということで、コンディションも三者三様。幸い、今回の三本は個性や育ち、、、を知るのには十分なコンディションでしたが、楽器屋では、、、、とくに委託販売系の楽器は、コンディションが悪くてなかなか評価しにくいモノが多いですよね。
このように、たとえトップコンディションに近い状態でも、どこでどのように調整されたかで随分変わる、、、、、
確かに13万、14万がいい、、、ということは特に否定はしませんが、、、、、
個々のキャラクター
使われかたによる現在のコンディション
のほうがより重要で奥が深いと勝手に思ってます。
www.tomosax.net
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