アメセル アルト 14万 座談会2、楽器のキャラクター?
はい、 確かに13万、14万というような大きな枠でみると、”色んな意味で一貫性があってよく鳴るし、ビーバップ的な暗い要素もある、、、 ” ということもいえるのですが、そんな風にすべて決めつけてしまっていいのでしょうか? もっと細かい個性の方が尊重されるべきではないでしょうか?
14万がいいからそれで楽器を買うというのは、おもろい奥さん欲しいから関西人と結婚する、、、、みたいなそんなかんじでしょうか?
確かに、、、傾向はあるかもしれません、、、、、、しかしそれにも増して楽器には
個性=キャラクター
というものがあります。 その個性をこの三つで勝手に語ってみたいと思います。
C氏所有の13万台、、、、彼はサンボーンマニアで、サンボーンと同じセッティング(70年台Dukoffと古いハリソン)が欲しくて、この楽器をチョイスしました。
意外にも、三本の中でコレが一番暗くて、いわゆる枯れた音がします。 その分、あまりガリガリした感じはなく
むしろフュージョンというよりは、ビーバップ的なより古いフィーリングでした。 よく鳴りますが、音も三つの中では一番鳴りが大きくない、、というか十分鳴ってるんですが、他の二本と相対的になりが小さい、、、です。
そう、音のキャラクター的には、華やかさ、とは対照的な暗い、枯れた、スモーキーな、繁華街の地下にある喫茶店で、終電終わったあとにひとりでカウンターのはじっこでウォッカのんでるひと、、、、みたいな、 そんなキャラクターです。(つたわったかなぁ??) 大阪でいうと、う〜〜〜ん、夜のドンショップ、みたいなかんじかな??
こちら、Y氏所有の14万7千。 コレが一番芯がつよくて艶がある感じでしたね。 音は、13万よりも明るく、重たい感じです。 そう、まさに重く、太い、、、。 Y氏もサンボーンスタイルで古いDukoffをつけて吹いていますが、前述の13万とは全く違う明るい、フュージョン的な、どちらかといえばややうるさい系のガリガリ、ギラギラした音でした、、、。キャラクター的には、しっかりもの的な感じで、少し気も強くて明るい感じ、、、、、芦屋辺りに住んでる外資系に勤めるOLで、夜はホスト通いで憂さ晴らし、、とでもいっておきましょうか。 強い、、のです。、。
さて、最後14万9千、、、、 これも13万の古いクオリティーとうってかわって、明るい華やかな感じです。 三本のなかではもちろん前述の14万7千に近いのですが、全然違う、。 一番、反応が早くて身軽な感じです。
で、14万7千の重たい感じとは違って、軽いのです。 若さあふれる、西宮北口あたりをウロウロする学生、、、といっておきましょうか、、、六甲でも武庫之荘でもいいのですが、、、。
つまり、 同じ関西人でも、、、、全然違う、、、、、、、、、、。
のに、みなさん13万、14万なんて言っていていいんですか??
わたしは、やはりその個体、、、をみたいと思います。 前期のシックスでもバランスよく吹けるものもあるし、 後期のシックスでも非常に枯れたくらい音がするものもあるのです、、、、。
まあ、人はみかけによらず、つきあってみないとわからない、、、ということでしょうか。
お見合いも、まあそおいわんと一回くらいデートしてみたら、、、、、、、と友達に言うようにします、、、。
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