Selmer シリーズ2 ブラックラッカー
さて、そういうわけでブラックラッカーです。
たしか、10年ほどまえから、シリアルでいうと53万とか、、そのあたりからブラックラッカーがつくられるようになりました。 当時はLAサックスの誰それモデル、、みたいなカメレオン色したサックスなども出回っていて、キワモノみたいなイメージもなくはなかったですが、実際のブラックラッカーはかなり音楽的の方向性がはっきりしたモデルでした。
リンカーンセンタージャズオーケストラのリード奏者、Wessell Andersonなんかが使用していました。
彼の場合はバリバリのダブルリップですが、いい音してますよね、、。 もうリンカーンセンターはやめて
どこか田舎で教えることになったなんて噂をききましたが、、、、。
とくにおすすめのCD、、というわけではありませんが、NYあたりではちょっとしれた存在の人ですね。
さて、ブラックラッカー、、、前回も書きましたが、 普通のモデルと比べて(セルマーの話です)どう違うのでしょうか??
まずはっきりわかるのが、音が暗いことです。
シリーズ2のなどのギラギラした感じがおさえられて、かなり古いジャズ的な音色の方向性になります。
とはいっても、マークシックス等の枯れた感じではなく、現代の楽器とフィーリングは同じで上の倍音が押さえられた感じですね。
重く、太く、、、。
やはり、反応は普通のラッカーのようにガリッ!、としたかんじではなく、それとくらべるとやや抵抗感はあるような気がします。 で、やっぱりこういうブラックラッカーの特徴で、やや太い感じになります。 どっしりとした、音圧も重ため、、、。(写真はシリーズ3)
そうですね、、、メタルマウスピース系のフュージョンなどよりは、古いジャズの方向性にむいていると思います。
しかしながら、昔の楽器のコピーというよりは、ジャンル的には古いジャズで楽器的には新しい方向性、、、。
これこそ現代の楽器の目指すところだと思います。
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