フラセル アルト 7万台 シルバープレート
うーむ、、、、、珍しい、、、吹きたい、、、、、、、と思っていたらあっという間に予約されてしまった一品です。
確かに、フラセルの中には明るい、がりっとした、アメセルに比べると現代セルマーに近いフィーリングのものもあるのですが、さすがにこの頃のフラセルの中にはそうでないビーンテージの香りがするものも少なくありません。
7万台、、、、私の中では重いあるいは太い、、イメージがあります。 もちろんネックのところの金属が太い、、とかいろいろありますが、やはり金属やデザイン的にそういう傾向があるのではないでしょうか。
金属も5桁らしいいい材質で、この頃のフラセルはピュアなイメージがあります。
それをシルバープレートにして、さらにぴかぴかオリジナルコンディション、、、、、、。
まず、、、珍しいですよね、、、、。 アメセルの7万台の綺麗なやつ探す方が簡単だと思います。
さらには、シルバープレートでそのピュアで甘い響きがさらにいっそうパワーアップするのか、、、それとも現代的ながりがりした反応になってしまうのか、非常に興味があります。
いずれにせよ、、、、他にはない音、、、、でしょうから、こういう楽器がほしくなってしまうのです、、、、、。
www.tomosax.net
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コメント
こんにちは。
私はアルト6万番台のシルバープレートを使っています。
軽く息を入れただけで非常に響く楽器です。シルバーで多少重たくなっているはずなのですが、アルトの5桁はもともとがとても軽い楽器なので、反応の悪さにストレスを感じたことは無いです。
基本的に暗く甘く響くという特徴は損なわれていません。さらにシルバープレート特有の倍音が加わり音色を多重構造にするようです。しかも、6万番台にもかかわらず、いくらでもパワーが入ります。
テナーではシルバーのバランスアクションが評判良いですが、アルトだと実は5桁のシックスにシルバーが丁度良いのではと考えています。どう思われますか?
投稿: you | 2007年12月28日 (金) 12時21分
youさん コメントありがとうございます。
いろいろな内容がたくさんあわさっているのでコメントしにくいのですが、いくつかかいつまんでお答えしたいと思います。
ーーーーーテナーではシルバーのバランスアクションが評判良いですが、アルトだと実は5桁のシックスにシルバーが丁度良いのではと考えています。どう思われますか?
ーーーーー
テナーのバランスのシルバーが人気があるのは明確な理由があります。もともとアルトとテナーは別の楽器なので、 テナーのバランスの問題とアルトのシルバーは完全に別のトピックスだと思っています。 丁度良い?? というのはあくまでも好みの問題ですが、楽器のパワーという点では少し太くなると思うのでそういう意味ではやや現代的になるので、程よく改善されたといえるかもしれません。
アルトの丁度よい、、、、これは完全に人に寄るのでこうでなければいけない、、ということではなく、だからこそ小生のブログのように、これもある、これもある、、、ということになります。 どれがいいということでは決してありません。 しかし、よくブログでも話題にしますが、 音色やフィーリングのような主観的な問題でなく、楽器の機能的に5桁のアルトは問題が多いので、より後期の方が好まれます。
具体的には
楽器の鳴りがレジスターで均一でない、、、、
ひどい楽器だとスケールで全音離れただけでも(息などの)微調整が必要だったりします。
真ん中のC#~Dあたりが非常につまる。
上のレジスターで音が細くなる、
下から上の音に跳んだときに反応が鈍い、、、
音量的にすぐに限界がきてあまりPUSH できない
などです。
音色は非常にいいのですが、バラードなど吹いたときにすぐにばれてしまうので、初期シックスは上記のようなところを気をつけなければいけません。
さて、問題はシルバーでそれがどの程度改善できるかだとおもいます。 かつ、改善されて尚、一般的に好まれるビンテージのクオリティーが残るかです。
というのも、改善するだけなら現代の楽器の方が優れているからです。
となると、、、やはり、楽器は音色第一なので少々つまっても反応が悪くてもいい、、という人もいるかもしれないし、その中間をとるひともいるかもしれないし、多くの優れた現代のアルトプレーヤーのようにビンテージを使わなくても非常に魅力的な音を出すこともできます。
結局、好みの問題なので、丁度いい、、良くなった悪くなったの問題ではなく、シルバープレートによっていかに自分の好み、ニーズに近くなったか??
ということだと思います。
いかがでしょう??
投稿: Tomo | 2007年12月28日 (金) 22時29分
コメント、興味深く拝見しました。
自分の好みに合っていることが重要という点は同意見です。
良く話題に上る14万番台とかではなく今の楽器を選んだ理由も、テナーのように重心低く暗く響かせたいという私のイメージに合っていたからなのです。
そういう意味では、アルトで暗く太い音を出したい人にとってシルバーの楽器は面白いということになるのでしょうね。
投稿: you | 2007年12月29日 (土) 17時21分
youさん
コメントありがとうございます。
とくにテナーのシックスのネックなどはシルバーかけるだけでも随分反応が良くなるようで、いまでもリプレートするひとが後をたちませんね。
シルバーはラッカーとはかなり趣が異なりますが、オリジナルゴールドプレートもまた面白い音がします。
一度、全部並べて吹き比べてみたいものです、、、。
投稿: Tomo | 2007年12月29日 (土) 23時20分