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フラセル 17万台 アルト グリーンラッカー

普段は出品者の妨げにならないように、日本のオークションの品物はなるべく書かないようにしているのですが、
今日は出品物の評価とは関係ない話がしたいので、あえて書かせていただきます。

ということで、フラセルの17万台です。

なにがいいたいかというとグリーンラッカーなんですね。 つまり、アメセルみたいな色してると、、。

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実はこのような楽器はシックスの年代を問わずたくさんあります。

例えばバランスの時代もそうですし、小生の8万台バリトン、そしてこの17万台、、みんなこのような色してます。

もちろん中期マークシックスあたりからイエローラッカーが主流になってきて、後期ではニッケルプレートのキーになりますが、ちょこちょここの暗い色の楽器は見かけます。

で、違いですが、、、、色のイメージにどうしても引きずられてしまいますが、イエローラッカーのモノに比べると
焦点が甘い、、というか、ベルの中心で鳴るガリガリした感じがあまりありません。 ということで、暗い音、、といえるかもしれません。 そういう点では、クラシックのひとは間違いなくイエローラッカーの方が好みでしょう。

で、さらに付け加えておくと、あまり語られないフラセルとアメセルの材質の違いですね。

なるほど、一緒だよ、、ていうひともいるかもしれませんが、明らかに重さが違うモノに対しては説明がつきません、、フラセルの方が重いものが多いですね、、、年代にも寄りますが。 

とくに8万台あたりのフラセルのピュアな感じの音、、マーティンのような反応の楽器などはラッカーというよりは材質、、ですね。

ということで、ラッカーがこのような色でも材質によって随分違うわけで、やはり色だけでは全く判断がつきません、

しかし、一般論として小生の経験からいえばこのグリーンラッカーフラセルは、アメセルのような反応をしますが、音は随分重い感じに鳴る楽器というイメージです。 

アメセルって、ペラっとした薄い音しかしないね、、、というキングユーザーなんかには試して頂きたい一品でした。

www.tomosax.net

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コメント

ボクのフラセル17万台は明るい黄色ですが、もしかしたらリラッカーの可能性はあると思います。楽器は重たいです。キーはニッケルプレートではないです。あまりビャーとは鳴らないです。

アメセル9万台を見ましたが、オレンジに近いラッカーの色でした。グリーンとも違うような。焼けたらああいう色になる、というのとも違うような。
音の方はペラペラでビャーの系統でしたw

投稿: J.N | 2007年10月10日 (水) 14時55分

JNさん コメントありがとうございます。

基本的に中期フラセルマークシックスはイエローラッカーです。 さらにその楽器がアメリカ経由ではいってきたものでなければ、オリジナルの可能性が高いです。

というのも、アメリカ以外で例えばヨーロッパや日本でその当時リラッカーできるところがあまりなかったからです。 

ちなみにニッケルプレートは20万台くらいから出てきます。

アメセルの中でももちろんラッカーのバリエーションがあって、7万台くらいはほんとにグリーンっぽい黒ずんだ色のものなどありますが、9万台あたりになるといわゆるハニーラッカーみたいな赤っぽいい色になります。

まあ、ラッカーの種類もありますが、材質、楽器のデザインなど総合的に判断しないと、なんともいえません。

よく質問で、何万台が当たり、、とか気にしてる人もいますが、やはり個体によって全然違うので9万台でもたまたまピャー系だったのかもしれません。 Jim Snideroの楽器などはかなり重いものでしたよ。

投稿: Tomo | 2007年10月11日 (木) 08時25分

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