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アメセル25万台 アルト マーク7

さて、アメリカでも値段があがりつつある?? マーク7です。

日本のオークションではよく見かける24〜27台です。

まず、マーク7から組み立てなどが大量生産できるように簡素化されて雑につくられていたことは有名です。

アメセル、フラセル、、の違いですが、ラッカーがとか接着剤がとか語られますが、本当は年代ごとに語られるべきでこの時代あたりなってくるとフラセルのほうが人気がある、、ように思います。(あくまでも私のまわりだけの話ですが)

というのも、よく知られているようにマーク7から楽器の径が大きくなったりして、アルトでは特に鳴り、というかボリュームの面で大きく改善されました。

しかしながらその改良点と、音色、音の焦点、楽器の反応、、などのアメセル楽器の固有の相性はどうだったのでしょうか?

これはあくまでも個人の好みなので、意見は多少わかれるとは思いますが、アメセルのようなペラっとした鳴りと
反応の良さ、と音のくすんだ感じ(5桁マークシックスなどは材質に寄るところが大きいと思いますが)はマーク7の楽器の目指すところとずれたのではないでしょうか。 

というのも大きな音がでるのも、音の焦点があってからこそ倍音がよく響くのであって、アメセルはフラセルに比べると少しぼやっとした感じに聞こえるような気がします。 

楽器の反応も随分良くなったので、ラッカーによる影響も薄くかけて速くするよりもしっかりかけてしまった音にするほうがマーク7のコンセプトにあっているような気がします。

つまり、クラシックカーに現代のエンジンを積むようなそんな感じでしょうか?
外身と中身がすこしずれてきたような、、、、、。 

アメセルとフラセルの違いを考えるとき、この年代の楽器になると上のようなことを考えざるをえません。

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アメセル自体が素晴らしい楽器のひとつであることは間違いありませんが、特にマーク7あたりはアメセルの個性とマーク7の個性との相性を考えていただきたい、、、、、、そんな問題提起的な今日のブログでした。。

写真は25万台、、、、2200ドル、、25万円くらいでしょうか。  日本だといくら????????

www.tomosax.net

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