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初期 Slant SIgniture Original 7 Tenor

アップが滞る一つの理由は、小生がよく利用している世界で最もビンテージが入手しやすいSaxquestの入荷が滞ることです。 

つまり、今から4、5年前は毎週ビンテージマウスピースがざくざくアップされていましたが、マウスピースは最近は月に一回、、、、、くらいになってしまいました。 

その彼らでも年に2、3個くらいしか出さないスラントのオリジナルの7や8、、、がでました。 といっても、NYですが、、、。

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今更説明の必要ないかもしれませんが一応、、、、

1930年代あたりから製造された最初のラバーリンクでリンクの中でもっとも大きい”ラージチェンバー”と低いバッフルが特徴です。やはりダブルリップの時代なので、小さいオープニングのほうが安定しているようですが
現代の吹き方では7番くらいないときついですね。

いわゆるこの20年後くらいにレゾチェンバーのあとに登場してくるスラントと違って、このタイプはNYスラントと呼ばれデザインも前述したとおり随分異なります。

この頃の特徴はとにかく暗い音がします。 後期のスラントに比べ反応も少し鈍く、曇ったような渋い音がします。

ということで50年代に登場するいわゆる(フロリダor初期第2世代NY)スラントとは随分趣が違うことが、少し人気の面で劣るところだと思いますが、もうこのようなものがオリジナルで出てくることはほとんどないので、欲しい人は絶対見逃せませんね。

注目すべきはティップが恐ろしく美しいこと、、、つまり均一に出来ています。これを見ればいかに現代のマウスピースが雑に作られているかわかると思います、、、、。

www.tomosax.net

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