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初期 BA テナー

今日はいわゆるバランストアクションのテナーの初期のものです。

比較的初期のものはたくさん出回っていてまだ手に入れやすいようですが、コンディションの悪いものが多いようです。

具体的には、

1、右手の親指の辺りがすり減っている。
2、キーのふた(パッドをはりつけるところ)がすり減っている
3、ネックが曲がっていて、ものすごい抵抗がある、、

など、古い楽器にはこのような難点がつきものです。 まあ、何十年も前のものですからしょうがないんですが、、。

で、今日のは2万台でSun Burstという特別な彫刻が入っています。 この時代はイレギュラーな彫刻のものが結構あって、このタイプもどこかでみたことあるような気がします、、、。

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で、いわゆるバランスとスーパーバランス(あとからつけられた俗称ですが)はどう違うのでしょう。

キーがオフセットでどうのこうのというのもありますが実際のサウンドの違いはなんでしょう。

古い方が音がよりダークで丸い音がでるような感じです。 逆にス−パーバランスなんかの方がエッジーでもう少しぱきぱきした感じのサウンドになります。

また、古い方は低い音が重たい反面、上の方が少し軽くなります。 つまり、レジスターの均一さでは後のものの方がよりバランスがとれているような感じです。

楽器の反応も後期のほうが随分改善されていて、急にレジスターを飛んだりなどより素早い感じがします。

というわけで、後期の方がより機能的に改善されてるのは当たり前な訳で、スーパーバランスののほうが人気があるのは当然ですが、1930年代の音色、、、、サウンドという意味ではやはりバランスにしかないものもあります。

ということで、モデルにこだわらずよく選んで買うのが一番いいですね、、、、、。

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