Otto Link Florida Alto
今日はリンクのアルトです。
アメリカでもほとんど使っている人を見かけませんでした。 どうしてでしょうか。
難しいのは一つ一つの個体差がとても大きいことです。 つまり、あるものは明るいのに同じ時代でもとても暗い音がするもののあります。 摩耗の程度にも寄るとは思いますがかなりばらつきがあります。
現代のものは吹奏感が重たくて材質があまり良くないのでお薦めできませんが、現代的な明るいおとのするものが多いようです。
写真は後期フロリダですが、リンクといえばSonny Stittiですよね。 ラバーを使っていた時期もありますがほとんどがリンクで年代ごとにかえていたみたいです。 彼の演奏を聴いて思うのは、非常に上の音がオープンです。
しかもかなり明るい音がしていますね。 マウスピース自体がかなりぱちっと鳴るような素材で、しかもそれを深く加えてオープンにふいていたのではないでしょうか。
つまり、彼のように吹こうと思うと、テナー以上にマウスピース選びをしなければならない、、というのが僕の感想です。 さらにいえることは、彼のようなサウンドを出すにはダブルリングのような古めの長さが短いマウスピースが絶対的に必要かと思います。 長さが短い故に50年代初期でも現代のリードアルトのような明るさと表現力を備えていたのでしょう。 すごいプレーヤーですね。
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