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アンラッカー alto yanagisawa 991 アンラッカーについて

えっーーと、まず。写真はラッカー付きです。A991laca
A991lacb
Antoniohart_full

基本的にはアンラッカーはアントニオハートの特注の一本しかそんざいしないのですが、昨日のYamaha 82Z 同様、アンラッカーはなにがいいのでしょうか?? というのが今日のテーマです。

これは、楽器を選ぶ上で非常に重要なことなのですが、いかに楽器が振動するかです。 つまり、息の圧力と空気が通り抜けるエネルギーのみが発音のエネルギーとなるのですが、現代の楽器が、その楽器の反応をいかせる状態がアンラッカーということなのでしょう。 よく、アントニオがいっていました。 楽器がいかにぶるぶる震えるかが重要だと、、、、。 

イメージとしては楽器がよく震えるということは、車でいうとガソリンの燃費がいい、、ということになります。
つまり、効率よく息のエネルギーを音にかえるということです、、、、。ここで注意しておかなければならないのは、
台湾製などの安い楽器は鳴りがいい、、、とかいいますが、これは軽い楽器が鳴らしやすいのは当然なので、
イメージとしては軽自動車的な感じです。 いまここで話しているのは、 F1レースマシンのような大きな音も出るし小さな音もでる、、かつ繊細なギアさばきも出来るマシンの話であって、あまりスピードのでない安い楽器が良く鳴ってもそれは議論の対象になりません。

さて、そもそも、楽器が良く鳴るとはどういうことでしょうか。
1、でかい音がでる、、、
2、少ない息でもでかい音がでる、、、

よくみんな二つを混ぜて話をするので、ぐちゃちゃになりますが、、、、、、、少ない息ででかい音がして、、、たくさんの息ではもっと大きな音がする、、、しかもその間の反応が息の量に対して一定である、、、、、。

というのが、理想です。なおかつ、とてもとても小さい音で吹くときも楽器の反応が一定であることが重要です。
で、話を戻しますが、アンラッカーにすると、息の量にたいして、楽器の反応がよくなる(一定になる)ということがあるのでしょう。 アメセルなど昔の楽器はラッカーが薄かったりしたせいで、反応がよく、また当時の楽器の中でも十分なボリュームがあったため一番人気があったのでしょうが、もし昔の楽器よりもさらにボリュームがでて、
反応もさらに繊細で、なおかつピッチもよくて、、、、なんてなったら、、、やはり現代の楽器のほうが魅力的ですよね、、、、、、そういった意味で、アルトはとくに現代の楽器が人気があるのではないでしょうか。

もし、同じモデルでアンラッカーとふつうのラッカーがあったら、、、、べらべら吹かずに、、ゆっくりバラードなんかを吹いて、その反応の違いと、懐の広さ具合なんかを確かめると、選ぶ指針になると思います、、、、。

www.tomosax.net

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