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Selmer Mark 6 neck #59xxx

今日はアルトのネックです。

http://cgi.ebay.com/Selmer-MK6-Alto-sax-Neck-59xxx_W0QQitemZ260107980783QQihZ016QQcategoryZ64455QQssPageNameZWDVWQQrdZ1QQcmdZViewItemSelmerneck_1jpg
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Buy It now で500ドル、、、、、。お店で買うと700ドルはしますから、、安いですね、、、、、ということはありません。だからみんな買わないのです。何故かって??それはリラッカーだからです。 ネックの部分が赤くなっているところがたくさんありますね。これは、ラッカーをはがすときに使うバッファーのせいでこうなるらしいです。
加えて、この時代の楽器はとてもいい音がしますが、音色と音が均一でないのと、ミュールのエチュードなんか吹くとよくわかりますが、1.5オクターブ飛ぶようなラインがでてきたときに反応がものすごく悪いのです。
CINQUANTE TROIS Etudeなど練習するともうダメです。 

では、音を変えずにその楽器の欠点を直すにはどうするか、、、、?ネックを変える訳です。一番いいのはもう少し後の年代、7万台や9万台のなかから非常にすぐれたネックを探し出して使うのがいいですが、 数が少ないのと
そんなことするくらいならもうすこしあとの年代の楽器をつかって、マウスピースやリガチャーで音色をコントロールするの
が現実的です。

で、このネックですが、そういう意味では年代的にもりラッカー的にもはずれである可能性が高いです。
もしこれがあとの年代だったらこの値段でもまあ、少し考えてもいいかもしれませんが、そういったわけでだれも
ビットしないのです。

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Meyer Brothers Tenor

少し前に、メイヤーNYのテナーは人気ないなあ、、なんて書きましたが、、今日はその一つ前、メイヤーブラザーズのテナーです。

http://cgi.ebay.com/Vintage-Meyer-Bros-NY-7-tenor-Husky-Otto-Link-sound_W0QQitemZ140105781620QQihZ004QQcategoryZ16234QQrdZ1QQcmdZViewItem

あまり、オークションでもみかけることないですね。アルトに比べると作られた数もすくないと思います。
さて、写真は6を7スターに広げたものです。この時代で、6というのはかなり大きいので珍しいのではないでしょうか。それを7スターにしたのですから、10ミリインチくらい広げた、、、、と。まあ、なんとか許容範囲だとおもいます。
ただこの時代のマウスピースはアルトもそうですが、みんなダブルリップで吹いていたので開きは5くらいで良かったのですが、それを7くらいにして、シングルで吹くとあまり当時の音とは少し違う音がすることでしょう。
かなり曇ったような暗い音になると思います。小生の友達が5を6にリフェイスしたものをKIng super 20につけて吹いていましたが、やはりかなり渋い音がしていました。なので、やはりこのマウスピースからイメージされるのはレスターやベンウェブスターなどのサウンドで、あまりマークシックスにつけて60年代のようなサウンドを求めるのには向いていないと思います。このマウスピース、やはりダブルリップで吹かれることの多い時代だったので当然シングルで吹くと上の音がつまりがちです。そういう意味でも、カーブやフェイシングの長さも少しいじってみないと現代の感覚でふくのは難しいでしょうね、、、。もっとも、今のオットーリンクつけて、昔のように吹くよりは随分いいでしょうけど、、、、。

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