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誰もビットしない スラント シグニチャー テナー

色々なものが出品されていますが、今日はリフェイスに失敗、というか良くない例です。

結構古めのリンクを4スターから6に広げたものです。
さて、昔のマウスピースの良かったところはレールやティップが細身に出来ていて、リードが接地する時間が短い分、リードがフレキシブルな反応ができて吹きやすいというのが一因です。しかしながら、これは制作の過程で細く作っていくと割れてしまうことが多いので現代の大量生産の時代では厚めにつくられていることが、現代のマウスピースがあまりよくないことの一端です。

さてそういう見地から次の写真を見てみましょう。
De5b_12jpg_4

かなり太いですね。つまり、リフェイスすることで厚みがでてしまったのです。 その上、フェイシングのカーブも随分変わってしまっていると思われます。つまり、予想されることはある特定の音域だけ吹きやすくて、あとは全然ダメ。しかも現代の楽器につけたひとが、現代の楽器の反応の良さを相殺してくれることで気に入りがちなマウスピースに化けているでしょう。 何度も書きましたが、上からしたまでバランスよく、とくに上と下が楽に吹けなければならないのです。で、次に音色です。 こういうリフェイスしたものはバランスが崩れてしまっているので買うときには特にそこに注意しましょう。

で、このマウスピース横が削れたあともあります。
こういうの多いんだよな、、、、でもリガチャーで横が削れるということはリードでテーブルが削れたりもするので
ビンテージをオークションで買うのって恐いよなあ、、、とつくづく思います。

Db68_12jpg
D8aa_12jpg

www.tomosax.net

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