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サックス 楽器の選び方 その3 現代楽器のいいところ

昔の楽器よりも今の楽器の方が機能的に優れています。 一つだけ致命的に劣るとすれば、アノ時代の音がでないことです。リファレンスだろうが何だろうが ”金属が違う”ので、同じ金属を使わない限り40年代、50年代のサックスの音は出ません。マウスピースも然りです。それはどうしようもないにしても現代楽器のほうがいいところがたくさんあって、

1、音程
2、音の均一さ
3、キーのフィーリング
4、選択肢が多い

などあげればきりがないでしょう。音程はいい”耳”を持てばコーンだろうがなんだろうが関係ないのですが、やはり現代楽器の方がバランスがよく、昔の楽器ほど気を使わなくて済みます。 音の均一さ、これはサックスというか管楽器の永遠のテーマです。上の音がしぼまないこと、そしてc#のつまった感じからDのこもった感じ、低い音の反応などは現代楽器のほうが改良されていて昔の楽器に比べて練習する必要ありません。 指の感じがやりやすいのは、現代楽器のほうが改良が加えられているので当然でしょう。

で、選択肢が多い、、、、、、、、、これが最も魅力的なことだと思います。というのは、マークシックスの音が欲しければ、上のおとがつまったり、鼻をつまんだような音がしたり、することは我慢して使わなければいけないわけですが、もしマークシックスの音じゃなきゃいやだ、ということでなければ、現代楽器にはたとえば材質を選べるという強みがあります。小生は柳沢のアルトをメインで吹いていますが、少し音が明るめでもう少し暗い音が欲しいとします。楽器の材質もさることながら、ネックの種類が豊富なこと、、、。ブラス、シルバー、金メッキ、ブロンズ、シルバーに金メッキかけたもの、、、、、、で、好みに合わせて音色を調節できます。それ以上は本人次第です。つまり””艶(つや)”の部分は、うまく音を共鳴させれば甘い、豊かな響きが生まれてきます。

マークシックスにマウスピースつけてぷーーーって吹くともちろんそれっぽい音がするでしょう。しかし、キチンと自分の好みにあわせたセッティングできちんと自分自身の音作りをする、、、、。それが芸術です。マークシックスの音が人の心をつかむのは周知の事実としても、楽器に甘えていいわけではありません。それどころか、よりすぐれた現代楽器でよりよいものを作る、、、、。という意味で、現代楽器のほうがいいと。とくにアルトは。その中で僕は柳沢の楽器をおすすめしたいと思います。 ちなみにマウスピースは材質上昔のものをお薦めします。
っていうかアメリカのひとたちはもうそうなってるよな、、、、、。書くまでもなかったか、、、、、、。

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