サックス リガチャー の選び方 その2
というわけで、リガチャーは”ギア”であると。 つまり目的に応じたギアがある訳で,
例えばオフロードなのかオンロードなのかということです。どれがいい悪いということではなく、自分のスタイルにあったものを選ぶのが一番です。 そこで出てくる一般的な傾向が
”ギアの切り替えが遅いリガチャーはは暗い音、ギアの切り替えが速いリガチャーは明るい音”
ということです。つまりマウスピースとより一体になれるリガチャーは、マウスピースと一緒によく震えるのでクリアな明るい音になります。逆にロブナーのような皮のリガチャーは振動を吸収するので暗い落ち着いた音になる反面、素早い音の切り替えには弱いということになります。
では私の思う”いいリガチャー”とは?????
いろいろなキャラクターを持つ、つまり何種類ものギア兼ね備えたもの。つまり、バラードなどもったり吹きたい時はギアの切り替えを遅くし、速いパッセージの時には素早くギアを切り替えてくれる何種類ものギアのパーターンをもつリガチャー。
ということです。つまり様々なスタイル、や音色、技術面に幅広く答えてくれるリガチャーが一番良いと思います。逆にロブナーのように、暗い音一辺倒でずっしりと安定した感じ、、、、、一部のクラシックのスタイルにはいいかもしれませんが万能ではありません。車でいうならば、10トントラックでしょうか。10トントラックで近所に買い物にはいけません、、、、、、。
と、ここまでリガチャーの可能性について触れました。次回は、音色について書いてみたいと思います。
www.tomosax.net
| 固定リンク | 0
「Tomo's idea (選び方など、、、、)」カテゴリの記事
- 石森管楽器 ウッドストーンねじついに発売!その気になる評判は?(2021.07.12)
- The Saxの巻頭ページに私が載ってしまいました、、ポッター先生の隣のページじゃなくてよかった、、(2021.06.16)
- コロナ渦のビンテージサックス市況(2021.04.20)
- 雑誌 The Sax 100号記念の特集ページにちょっと載ります(2020.03.28)
- ニューヨークメイヤーのソプラノ 偽物(2020.03.17)
「Ligature」カテゴリの記事
- Cメロディーのマウスピースとリガチャー(2018.05.03)
- オットーリンク 70年代~80年代初期リガチャー(2017.12.22)
- ブリルハート 3バンド リガチャー バリトン用(2017.10.01)
- スタントン サーキュラー リガチャー(2017.02.21)
- セルマー 1920年代 リガチャー ソプラノ(2016.12.12)
コメント