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リガチャー の選び方 その1 サックス

リクエストをいただいたのでリガチャーについて書いてみたいと思います。サックスは口に近い方が大切ですがリガチャーはとりあえずどんなものでも音が出るのでなかなか判断がしにくいと思います。リガチャーの役割とはいったいなんでしょうか? 

リガチャーは車でいうところの”ギア”の部分に相当します。つまりリードから出た動力を楽器本体に伝える部分で楽器に振動を伝えることの中間業者、、、、ということになります。つまりリードからの振動を効率よくスムースに伝えるリガチャーが理想的です。普通、車のギアは1〜5速くらいのありますがこの切り替えがスムースにいくほど気持ちよく運転できます。つまりリガチャーでいうと

1、ボリュームを上げたり下げたり
2、振動のタイプを変えたり(音色の変化)、
3、急なギアチェンジたとえば低い音から高い音に急に飛んだりしたとき

など如何にスムースにギアがかえられるかがポイントです。マウスピースの選び方にも書きましたが、ダメなリガチャーは一辺倒です。つまり、真ん中の音だけ吹きやすい、、、、とか、真ん中のの音だけクリアにでるとか、、、、です。楽器屋で試奏されている方を聞くとほとんどの人がバ〜〜〜〜〜〜と真ん中の音だけ吹いてます。それよりも小さい音で一番低い音を吹いて一気にfffにもっていってどうなるとかいうことや、3オクターブ一気に飛んだとき音が切れずにカラーも変わらないか、、、、。イメージとしてはレーシングカーを買う人は、一気に加速したり急カーブに一気に突っ込んでいって減速して、、、、という無茶なことをしてその車が実際の使用に耐えうるかチェックします。まっすぐの道を普通の速度で走っていてもその真価はわかりません。 

次回に続く、、、、、、、。

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