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アルト オットーリンク スラント

昨日、アルトのスラントは安く手に入りやすいと書いたら早速次の日に160ドルで落札されてしまいました。

http://cgi.ebay.com/Otto-Link-Slant-Sig-Tone-Edge-5-Alto-Sax-Mpce-Vintage_W0QQitemZ120081368222QQihZ002QQcategoryZ38112QQrdZ1QQcmdZViewItem

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この手のものが日本では高いところで6万くらいで売られていたりするのですが、イーベイだと2万くらいで買えるときもあるということです。写真のものは結構古いタイプのものだと思われますがやはり材質が現行のマウスピースたちとまったく違うので、それだけでも大きな違いです。オットーリンクのラバーはサドジョーンズのリードを吹いていたりしたジェロームリチャードソンが使っていましたが、フィルウッズのこもった音(NYメイヤー)と違い少し通りのいい抜けた感じの明るいサウンドが特徴で、やはりビンテージ特有の昔の甘い香りがします。2万で買えるんだったらメイヤーなんか買うよりもずっといいかな、と思います。

 2種類のスラントがあって40年代のものはシャンクに網目みたいなのがついていてこれもNYスラントと呼ばれています。シリアルナンバーが打ってあるのが特徴ですがテナーも含めこれはあまり人気がありません。まあ古いが故、デザイン的にずいぶん違うので今の楽器には合わないですが昔のコーン、ビュっシャーなどにはいいかもしれません。

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なので、お買い求めの時にはフロリダつまりシリアルがうってないことやシャンクの網目がないことを確認してください。

www.tomosax.net

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