オットーリンク スラントシグニチャー リフェイスについて
50年から60年代のオットーリンクはその文字が斜めに打たれていて通称スラントと呼ばれ、ラバーマウスピースの中でもっとも人気の高いものとなっています。最近はいいものが全くなくなり、オリジナルはおろかリフェイスしたものもでまわりにくくなりました。小生も何本も吹きましたが、オリジナルのものでも当たり外れが激しく(材質の不均一さと手作りによる不均一さのため)、いいものを見つけるのが難しいです。 小生もオリジナル7スターの新品同様をつい最近手に入れて愛用していますが、売られているのを5年に一回見るかどうかです、、、。 リフェイスはどうか、。これは大変難しい問題で、例えば最初からテーブルが少し歪んでいたりするようなのを修正するのはバランスを失う可能性がある反面、良くなる要素もあるとおもうのですが、オープニングを広げたり狭める、、、、。つまり5から7番にひろげたりするのは小生の経験から言えば宝くじを買うようなものだと。つまり100円くらいはあたるけど5000円くらいは滅多にあたらないし、ほとんど100円失う可能性の方が高いと。どうしてでしょう? 7番のオリジナルでもいいものがないのに5番くらいから無理矢理広げても、たいしたものは出来んということでしょう。 じゃあ実際なにがダメか。。。 つまり、7スターに広げたといってもあくまでもオープニングのもんだいでそのほかのフェイシング、角度の問題やテーブル長さが足りなかったりする訳で、身長でいうと池乃めだかに20センチのヒールを履かせても身長はのびるがいいスタイルには見えないと、、、、。
http://www.mouthpieceheaven.com/content/refacing.htm
リフェイスされたマウスピースはそういうアンバランスな要素を多分に含んでいるわけであって、7から7スターくらいだったらまだしも、4から7とかは無理です。もし100円かって100万あたる可能性にかけるんだったらオークションでもなんでも買ってみるのも良いですが、、、、、。 マウスピースの選び方にも書きましたが、バランスが命です。つまりリフェイスされたものは中音域だけ吹きやすいとか、高い音だけが吹きやすいとか、カラーが一辺倒だったりとかしやすいのでその辺を重々注意してお買い上げになってください。
写真はいまイーベイにでてる、オリジナルの5。ちょっと小さいな、、、。
http://cgi.ebay.com/Otto-Link-SLANT-SIG-tenor-sax-mpc-ORIGINAL_W0QQitemZ140079960533QQihZ004QQcategoryZ16234QQrdZ1QQcmdZViewItem
www.tomosax.net
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