アメセル と フラセル の違い
(見分け方などは一番下のコメントを参照してください、後に加筆、、)
リクエストをいただきました。 アメセルとフラセルの違い。 皮肉っぽくいうと、
1.値段 2.色 3.日本人のアメセル信仰 4.重さ など
まあ日本人が色の濃い赤っぽい卵のほうがうまいと、思っているような感じでしょうか。事実、ヨードラン光はは高いけど、ほかのノーブランドの卵はそこまで高くもないし白いほうよりうまいということもない。 アメセルも元々はそういうイメージなのではないでしょうか。つまりアメセルでもフラセルでもいいものはいいし、だめなものはダメだと。
ラッカーが後がけで、とか、彫刻が違うとか、そういうのはどうでもいいので実際のサウンドについてイメージしやすいようなことを書いてみようと思います。そんなこと気にするのはコレクターの人だけなのでプレーヤーとしての観点からの違いはなんでしょうか?
いいがっきとそうでない楽器特にビンテージものは、金属で決まります。つまりメタルの素材だと。こんなことがありました。小生のルームメイトがシックスのネックを4本持っていたのですが、アメセルとフラセルで重さがぜんぜん違う。で、彼はフランスにいってセルマーの工場で聞きました。メタルを溶かす溶炉でフラセルを先につくってアメセルを作ったんじゃないかい?と、。それに対してセルマーの人は肯定も否定もしなかったのですが、つまり先に作ったものは純度が高くて後に作るものはのこりのほうなので不純物がおおい、と。不純物が多いとパチッとならなくなるので、あのかすれたかんじがアメセルにはでるのではないでしょうか。逆にフラセルは純度がいいものだとよくなる反面明るくぱりぱり、した感じの楽器が多いようなきがします。しかし、やはりいいものはいい。本当に純度のいい金属は、きれいな女の人が通り過ぎたときのアノ甘い香りがします。いい例がこの楽器です。http://www.drrick.com/73/73.html
フラセルの7万台ですがこの楽器本当にピュアな音がします。マーティンなどに近い感じですが、この楽器の音色の前ではアメセルはしゃがれ声にしか聞こえないでしょう。しかも、吹いたときの反応も手に取るように違います。つまりアメセルの軽い感じではなく、沙羅双樹の移る美しい水面に波が伝わっていくような吹き心地で
す。
つまり、メタルの違いという観点からいうと アメセル→暗い、しゃがれた、軽い
フランスのよいもの→洗練された、ピュア、甘い、芯のある
というようなことにもなります。事実アメリカでもフラセルのシックス(テナー)を吹いてる人はたくさんいます。 もっといえばラッカーによる影響も多分にあるとはいえ、アメセル、フラセルという比べ方ではなく、楽器単体できめるべきだと思います。日本では猫も杓子もアメセル信仰なのですぐにアメセルに飛びつきますがそうではない、と。その金属の組成で大半が決まると僕は思っています。なので昔のアートペッパーなんかがつかってるマーティンなんかの金属は最高です。みなさん機会があったら吹いてみてください。きっと音色だけならアメセルなんか、とおもってもらえるはずです。でも、アメセルにもいいところがたくさんあるのでそれについてまた別の機会に書いてみたいと思います。
www.tomosax.net
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